またしても暇なので、ここ最近の、選手に子供が生まれた直後の勝敗を調べてみたら、とくに傾向がなかった。が、今年に入ってからは2戦2勝。ナビスコで鹿島を降したのには子供誕生効果があったかもしれない。
谷口 第二子・女 12/01/20 3-3△柏
マルキ 第一子・男 12/3/23 0-1⚫︎鳥栖
比嘉 第一子・男 12/5/25 1-1△清水
小椋 第二子・男 12/11/16 1-2⚫︎ 柏
田代 第一子・男 13/6/10 2-0○鹿島
六反 第一子・女 13/6/29 3-1○鹿島
小林 第一子・男 13/11/5 ? 名古屋
パンゾーには長男に捧げる勝利とゆりかごダンスを期待したい。昨日発売のエルゴラでのインタビューは読み応えがあった。柏からの移籍決断、その直後に柏がリーグを制覇したことへの率直な思い、だからこそマリノスでタイトルを取りたいという思いが語られている。天王山となった広島戦でのパフォーマンスが低調だったことには、優勝争いによる目に見えないプレッシャーを感じたというが、それもこのような緊張感がこれまで味わったことがなかったためと今後の不安を一蹴。もう浮き足立つことはない、と言い切っている。サイドバックとしての誇りについても語っている。自身ももとはセンターバックでプロのキャリアをスタートさせたが、今のJリーグでは数少ないサイドバックのスペシャリストという自負をのぞかせる。
確かにパンゾーのプレーに派手さはない。特に左サイドでドゥトラがビルドアップする回数が増える昨今、スタジアムでならまだしもテレビ観戦でパンゾーの良さを体感するのは難しい気もする。だがパンゾーほど「やられない」右サイドバックが他に何人いるだろうか。裏を取られる回数がそもそも少ないし、取られても取り返す強さがある。センターバック陣に対するフォローもうまい。マリノスの守備が危なっかしくないのは、彼のような質の高い守備を、集中を切らすことなくできる存在が本当に大きい。
だが貢献を数字で可視化するのが難しく、J1で200試合出場3得点などという書き方になってしまう。もともとクロスがめちゃうまいわけではなかったが、今季は浦和戦での齋藤学へのいいアシストなど攻撃面の貢献も高い。
その上で、それでも彼は、5回相手をぶち抜いても4回ピンチを作るくらいなら、たとえ1回しかチャンスに絡めなくてもピンチを作らないサイドバックでありたいと語っている。他のインタビューでも守備では誰にも負けないと答えていたほど、そこがパンゾーのこだわりであり、持ち味である。
名古屋戦はパパとなって最初のゲームであるとともに、11月15日に誕生日を迎える彼には27歳最後のゲームでもある。その節目に、笑顔のゆりかごダンスが見たい。
右サイドを疾駆するパパ・パンゾーがクロスを上げると、大の仲良しである中町が今節はトップ下として君臨しているはずだ。中町がゴールを撃ち抜いて、俊輔不在の不安も吹き飛ばす。
んー、最高ではないか。みんなでパンゾージュニアの誕生と、マリノスの勝利をお祝いしたい。
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