【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

スポナビブログの閉鎖に伴い、引っ越し。無くなっちゃうのは忍びなかったのでアーカイブです。基本、更新はしない予定

「挫折は成長のチャンス」。そう、今回なんてたいしたことないよね。

有名人にばったり出くわすと、嬉しい。それが自分の好きな芸能人や、スポーツ選手だったなら、しばらくハッピーは続く。

先日、みなとみらいで買い物をする中町を見かけたという話(http://blog.livedoor.jp/slicer_naniwa-f_marinos/archives/34543328.html)を拝見し、中町がいい人だったからますます好きになったという。んー、うらやましい。

参考までに妻が昨日出かけた渋谷で出くわしたのは、ナビスコ決勝で不発だった赤いユニのFW、某K選手。女性つれ。赤じゃなければ、頑張ってくださいくらい言ったかもしれないが…と妻の話。なんとなく気持ちはわかる。

ただし、スタジアムに行けば、我が家にもチャンスあり、だ。先の広島戦の日にこんなことがあった。試合前に広場の屋台に並んでいたら、突然やってきたのはチーム指定のスーツに身を包んだ田代。なぜか自分の赤ん坊を抱きかかえて、屋台ゾーンへ。どうやら以前から知り合いの屋台に挨拶に来たらしい。田代の周りには人だかりができないのが少し悲しいのだが、うちの妻はまんまと写真を撮ってもらうことができた。その対応の良さが大変よかったとか。そもそもイケメンだし、もっと人気が出てもよろしいのだが、がんばれ田代。

だがやはり我が家は所詮、東京在住で町でばったりマリノスの選手に会うことなど少ない。横浜に引っ越したほうがいいのではないか、夫婦の間ではまことしやかに話されている。

前置きが長くなった。

日曜の夕方という割にテレビを見づらい時間にひっそりとBS朝日で放送された、「SPORTS X(スポーツクロス)」を初めて見た。

トップアスリートのインタビューをたっぷり聞かせる形式で、今回は中村俊輔が登場。ちなみに今度の日曜には後編があるので、見逃した方は次回こそはぜひ。http://www.bs-asahi.co.jp/sportsx/

司会は、ID野球の申し子、古田敦也とAKBの倉持明日香。なぜ、、と思ったら、お父さんが元プロ野球選手なんだとか。二人の間に俊さんが座り、いきなり自分の半生を振り返るVTRの振りを自分でさせられ、苦笑い^_^

テーマとしては、海外でも活躍し、日本人としてトップレベルの実績を積み上げてきた栄光の影には数々の挫折が、というもの。

一歳上のお兄さんとその友達に揉まれた経験が成長に繋がった。ふむふむ、うちの息子も早く年上とサッカーさせないと。

子供の頃の試合映像が出てきて(もちろんずば抜けてうまい)、俊輔の父上が来る日も来る日もビデオカメラを持参し、おさめていたのだそう。当時はカメラも大きくて、それが恥ずかしかったが、自分で自分のプレーを見直す機会ができ、飛躍に繋がったのだという。よし、うちもその時は毎試合とるぞ。

どんどん上手くなった少年時代だったが、天狗にもなったと俊輔の弁。やがて背が小さいことなどから、ユースに昇格できずに桐光学園へ。ここで気持ちを切り替えて、上手くなる目標を定めて毎日を過ごしたこと、部活のおかげでいわゆる上下関係を学べたことが結果的に良かったと答えている。

また、番組の後半では俊輔のプロ生活で最初の大きな節目となった、日韓W杯でのメンバー落選にも触れる。当時の記者会見の映像は俊輔もこの収録の際に初めて見たと答えている。新聞に掲載されていたのは「4年後に向けて、前を向く」というものだった。この経験もバネにして、大きく成長したのは言うまでもないことだろう。

この人の生き様は、本当に前向きだと思う。常人では越えられないような、潰れてしまうような試練も俊輔は超えてきた。しかも、それまでよりも大きく成長して復活してきた。

実にいいタイミングでの放送だったと思う。今までのことを思えば、今回のちょっとした入院などで、落ち込む必要はないのだ。またしても伝説が生まれるチャンス。こんなアクシデントがありながらも、優勝してしまったね、と。

名古屋戦に間に合うかどうかなどと小さな話でなくて、日曜も俊輔に日産にいてほしい。すっごい頭を巡らせながら試合を見るだろう。そこで浮かび上がったアイデアを次に生かすだろう。

俊輔も病院で放送を見ただろうか。そして、まだまだチャンスがいくらでもあることに思いを馳せただろうか。やれる、俺なら絶対にやれる。そんなことを思っているに違いない。

http://soccer.blogmura.com/f-marinos

ランキングに参加しています。クリックしていただけると大変励みになります。