10時半に到着したらマリノスタウンはほぼ満員。2千名を超える観客で、賑わう。ナビスコ決勝のためにリーグ戦は一週間お休みだったから、マリノスの試合に飢えた人たちが多かった。
湘南ベルマーレとの練習試合。やはり近くにJ1チームがいるとこういうときに試合が組めるからお互いにとっていいこと。ベルさん、がんばって残留してくださいよ!
30分、30分、45分、45分の形式で行われた。
1本目 1−1 小林
マルキ
学 中町 兵藤
富澤 小椋
ドゥ 中澤 栗原 小林
榎本
2本目 1-0 中町
マルキ
学 中町 兵藤
富澤 小椋
ドゥ 中澤 栗原 小林
六反
3本目 2−0 武、ファビオ
武
佐藤 喜田 端戸
ファ 熊谷
奈良 栗原 田代 天野
飯倉
4本目 0−1
武
田崎 端戸 比嘉
佐藤 喜田
奈良 ファ 熊谷 天野
飯倉
なんとこの日、まさかのBピッチ(客席スタンドから遠い方)の使用のため、違ってたらごめんなさい。メンバーはオフィシャルホームページに載っていたから間違いないとは思うのだけど。
時間の都合で4本目の途中で退席したが、いろんな選手が入れ替わり立ち替わり出てくるのが練習試合のいいところ。とはいえ、やはり気になるのは俊輔を欠いたレギュラー組の出来がどうか、というところだろう。
まず目についたのは学のコンディションの良さ。度々、ドリブル突破を仕掛けて、攻撃に違いを生み出していた。遠いピッチでも伝わるほど分かる一人だけ違う、おっ、さすが日本代表という存在感。また周りがよく見えているのだろう。カウンターで左サイドを一人で深く抉ってトイメンの選手をかわすと、落ち着いて後から走り込んできた中町にパスし、ナイスアシスト。今年、学が一番良かったのはアジア杯で初めて日本代表に選ばれたその少し前だったと記憶している。それ以降は、ケガや、慣れない代表合宿で調子を落とすなど、彼特有の波の大きさがあった。
ようやく、今年一番良かった時に戻ってきたのではないか。表情までは見えなかったけれども、明るそうだった。
注目の中町、富澤、小椋の組み合わせは、これから一週間、連携を高めて行くことだろう。まずまずだったと思う。中町と小椋が二人で鋭くボールを奪いに行く姿や、クロスが上がった際にエリア内に鋭く入り込む中町の様子は頼もしかったりもする。普段ならやや浅い位置でファウルをもらったときでも俊輔がいれば、皆が上がって放り込む場面でもショートパスを選択するなど、実戦でこちらの武器が減ってることも明らかだろう。だが、少なくとも名古屋戦は俊輔がいない、今季一度も試していない方法で攻撃を組み立てる必要がある。ひょっとすると、中町自身に加えて相当富澤にかかる負担が大きくなるのかもしれない。それにはこの日、ゴールこそなかったものの抜群のキープ力を見せたマルキが前線でどれだけ闘莉王をはじめとする守備陣を引きつけて、かつキープしてくれるかにかかっているだろう。
それからとくに中澤の安定感は異常。湘南が外国人FWを使ってこなくて、高さがなかったとはいえ、本当に強かった。中澤もまた好調をキープしていると言えるだろう。
小林の運動量も多く、質のいいクロスを連発していた。
サブ組ではファビオ、端戸の名前をあげたい。こちらも単純に動きが良かったし、準備ができているなという印象。ま、他の選手もいいとは思うのだけど、とくに逆サイドの佐藤優平や奈良輪などは遠すぎてちゃんと見えないのだ。
気になったことは、なんといっても兵藤だろう。らしからぬ、パスミス、ボールロストが多くて、正直心配。怪我で久々に欠場したから実戦感覚がなかなか戻らないのか、まだ完治してないのか。本人も首をひねるシーンもあった。個人的には兵藤の復調なくして、タイトルなし、と思っている。これはとにかくコンディション向上に努めてもらうしかない。
もうひとつ心配事は藤田の欠場。この日、ジョンと鈴木の欠場は予想されたものの、藤田も練習着姿で試合の様子を見守るだけだった。
終盤に来れば、誰もがどこか痛みや違和感を抱えているもの。多少の無理もしてしまうかもしれない。でももうそんなことは言っていられない時期に来た。
その中で、不安要素はありながらも、おおむね、いい雰囲気いいコンディションで来られている。10日の名古屋戦、多くのファンが詰めかけて、最高の雰囲気を作り出したいものだ。
早ければ明日にも俊輔が退院するだろう。
さあ、いよいよクライマックスへ!
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