【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

スポナビブログの閉鎖に伴い、引っ越し。無くなっちゃうのは忍びなかったのでアーカイブです。基本、更新はしない予定

【祝】J1新記録! 17得点をまとめるためにあなたも力を貸してください〜中村俊輔・直接FKまとめ暫定版〜

千両役者とか、真打ちとか、古式ゆかしい日本の呼び名をつけるなら、今、彼は最も日本でそれに相応しいサッカー選手だろう。アクチュアルプレーイングタイムには含まれることのない、プレースキックを蹴る前の所作や間合いも含めて「俊輔タイム」である。あのドキドキした時間もチケット代に含まれているのだから。

土曜夜に暫定首位になった広島を応援する、職場の後輩が言っていた。「あの時間帯に、あの位置。俊さんが蹴る前から嫌な予感がプンプンしていた」 高見の見物をしていた他チームのサポにも届いてしまう「予感」。だから、僕たちは中村俊輔の応援を止められない。単純にナントカプレーイングタイムが長い、短いを議論するのはいかにナンセンスか。

4月の大型連休中の甲府戦、開始4分のブレ球FKを決めて、遠藤保仁のもつJ1・FK最多得点記録「16」に並んでから半年が経過した。その間に俊輔は、幾度もチームを勝利に導くゴールを決めてきたわけだが、やはり代名詞である直接FKは美しい。個人的には鹿島で6/23のナビスコ準々決勝で曽ヶ端を相手にぶち込んだゴール左上隅へのキックが今年一番の放物線だと思っているのだが、負けず劣らずこの大分戦の最新ゴールも素晴らしかった。

本人も、甲府戦以降「間が空きすぎ」とは話したものの、新記録達成を記念して、過去のフリーキックを振り返ってみよう。あれ?まとめたサイトがない…。しかたない、全部調べてみるか。というノリで、俊輔がJ1で決めたFKの一覧がこちらである。

1, 1997/5/3 J.1stステージ第6節 2-4 平塚 三ツ沢 先発45分 http://www.youtube.com/watch?v=X57w4eYV-JE

9, 2002/4/13 J.1stステージ第6節 2-0 広島 広島ビ 先発フル出場 http://www.youtube.com/watch?v=cF8hOGWGNBE

10, 2010/8/14  第18節 2-1 清水 アウスタ 先発フル出場

11, 2011/11/19 第32節 1-2 名古屋 日産ス 先発フル出場

12, 2012/10/27 第30節 1-1 名古屋 豊田  先発フル出場

www.youtube.com/watch?v=S5OeRCRZskw

13, 2012/12/1 第34節 1-0 鳥栖 日産ス 先発フル出場

www.youtube.com/watch?v=rn3sYYgwwjs

14, 2013/3/2 第1節 4-2 湘南 日産ス 先発フル出場 http://www.youtube.com/watch?v=W1KbhIw9Mrs&list=PLzn3agoQQCUvKj-30RzidQx19I7ZU-C7n&index=1

15, 2013/3/30 第4節 3-2 F東京 日産ス 先発フル出場

16, 2013/4/27 第8節 1-1 甲府 日産ス 先発フル出場

17, 2013/10/27 第30節 1-0 大分 大銀ド 先発フル出場

ここでお詫びします。98年〜02年の情報が全然集められなかった!

夜中に1時間、いろんなサイトを見たのだが、どのゴールが直接フリーキックなのかはなかなか追いかけられないのが実態だった。とくにスペインから帰国した2010年以降は当方の記憶も、記録サイトも、各メディアの記事も多く残っているのだが、渡欧した02年以前は大苦戦。

今度の休みを利用して図書館で新聞の縮刷版をひっくり返すしかないだろう。んー、それはそれで楽しそうだけど!嫌いじゃないけど!

したがって平日の夜に書くには極めて中途半端な原稿になってしまったので、本ブログを定期的にお読みいただいている俊輔ファンのみなさんに情報提供をお願いいたします。

まとまっているサイトのURLまたは各ゴールの情報をコメント欄にご記入ください。

今振り返っても、すごいキックばかりだ。F東戦の東に当たったボールが権田の逆をついてゴールに吸い込まれたのも神がかっていたなあ。あの豊田での後半50分、ラストプレーでの同点ゴールもすごかった。楢崎と闘莉王が呆れて笑っていた。そんな記憶と記録に残るフリーキックを繰り出すのだから、やはり魔法の左足だと思う。

開幕戦を思い出せばマリノスの今季初ゴールは俊輔のフリーキックだった。あそこから今年の快進撃は始まったのだった。あと4試合、俊輔はまだまだ決めるつもりだという。

大分での決勝点となったフリーキックは海外にも打電された。スコットランドセルティックでは俊輔の退団から5年経っても、絶好の位置でのフリーキックがあると、ここでナカがいれば…と語られるのだという。

キック前の祈りと静寂。そして美しき放物線と歓喜。誇りとして中村俊輔を称える、終わらない歌声。そう、それはすべてマリノスファンだけに許された特権である。

次のフリーキックゴールは日産かもしれない。みんなで、また一歩優勝に近づく瞬間を祝おう。フリーキックの全てを目に焼き付けるのだ。あ、もちろん、試合前にルーティンで本気で蹴るという練習の一本も。

頼むぞ、ウルトラレフティー!

http://soccer.blogmura.com/f-marinos

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