【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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優勝争い真っ只中。だがMVPはもう決まった⁈

goal.comの【コラム:中村俊輔、「ベテラン」であることの強い危機感】に、佐藤寿人が俊輔を讃えるコメントが掲載されている。

敵将・佐藤寿人も「今回もさすが俊さんっていうプレーが多かった。マリノスにはボンバー(中澤佑二)やマルキ(ーニョス)といったベテランが多いけど、やっぱり今季の俊さんがチームにもたらしている影響は非常に大きい。それを出させないように気をつけたけど、やっぱり要所要所でやられてしまった」と苦笑した。見た目には分かりづらいコンダクターとしての働き、例えば佐藤優平奈良輪雄太といったここまで出場機会の少なかった先発選手への的確なアドバイスなど、ピッチ上で果たしている役割は大きい。

また、10日ほど前のスポルティーバにも、多数のライバルチームの主力選手による今季の俊輔評が掲載されていた。http://sportiva.shueisha.co.jp/smart/clm/jfootball/2013/10/08/post_476/ こちらには、コンディションがよくて気持ち良くプレーしている怖さという、個としての俊輔の存在感を評する声が多い。

そうしたことを踏まえて、日本代表の10番の先輩である名波浩は、 最新のコラムで「俊輔なくして今季の躍進はなかった。たとえ優勝しなくても今季のMVP」と言っている。

プレーの充実があるからメンタルも充実するのか、あるいはその逆かはともかくとして、先にこのブログで紹介した週刊現代のインタビューも然り、また先々週に放送された俊輔がレギュラー出演中の「クールジャパンフットボール」でもバランスのとれた兄貴分的な発言をしていた。

海外挑戦するもののほとんど試合に出場できない選手がいることについて、海外で何を目的とするか、行くことが目的になっていてはけっして成功などしない、という厳し目のことを実体験に基づいて解説していた。また、3〜4試合、出場できないことが続くと心身ともに悪影響が出てくると指摘する。ただ超ビッグクラブのマンチェスターユナイテッドでベンチ暮らしが続く香川真司については、これから何が起こるか分からないからポジティブに見るべきとフォローをしていた。この辺りも突き放すでもなく、変に迎合することもなく、なんだか聞いていて気持ちがよかった。

こうしたスタンスで、マリノスの若手にも接しているのだとすると、主力組には刺激と気づきを与え、サブの選手もモチベーションを保ち、気持ちを切らさずに戦えるのだろうと想像できる。

もちろん俊輔だけでなく、そうしたいい影響を与えるベテランが複数いる。彼らの存在そのものがチームの武器になっているということだ。

さて、まだ5試合を残し、優勝争いは依然として混沌としている。だがMVPはもう俊輔で決まり、という声は名波だけでなく、確かに多い。まったく恐るべき進化だ。

でもまだ、10ゴール目を見せてもらってない。フリーキックの歴代単独1位となる17点目もまだである。優勝のかかった試合でその瞬間が来ることを信じて、スタジアムに通う。それだけでも十分に幸せだ。ましてや、優勝なんてした日には…。

この楽しい日々を謳歌しよう!

http://soccer.blogmura.com/f-marinos

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