加茂周、木村和司、福西崇史の三氏が一つずつチーム名が入ったボールを引いて行く。奇数がホーム開催権を得るとの情報。ということは若い番号がホームになるわけだから、1〜16までのポッドのうち、1ならずっとホームでできるのか。そのようなはっきりした説明があったわけではないが1が欲しいというテレビの前で勝手に確信。
ところが最初に決まる1に当たったのは前回王者の柏だ。くそっ、いいところを引かれた。先に引かれるのはすべて奇数ポッドだが、どんどん埋まるのにマリノスの名前は出てこない。8チーム目の15に甲府が入った時点で、マリノスが奇数に入る目は消えた。
偶数ポッドで最初に引かれるのは柏との対戦を意味する2。そこと大宮の相手だけは入りたくない。
柏の相手には大分、清水の相手には仙台が決まって行く。そして唯一の都道府県代表、長野パルセイロの相手にマリノス。会場どよめく。BSの生中継に出演していた長野の選手は笑顔がひきつる。
全ての結果は以下の通りで、1-2、3-4…15-16の対戦となる。
1 柏レイソル
2 大分トリニータ
4 横浜F・マリノス
5 セレッソ大阪
6 サガン鳥栖
7 川崎フロンターレ
8 モンテディオ山形
9 清水エスパルス
10 ベガルタ仙台
11 大宮アルディージャ
12 FC東京
13 鹿島アントラーズ
14 サンフレッチェ広島
15 ヴァンフォーレ甲府
16 コンサドーレ札幌
仮に柏とマリノスがともに勝つと、準々決勝の組み合わせは柏対マリノスだ。そこを突破すると、5〜8の勝者と準決勝、そして決勝という流れになる。
長野との対戦、しかもアウェイだ。さらに言えば、通常の4回戦は11/16(土)の開催なのだが、長野、山形、札幌が絡む試合はリーグ戦日程の都合で、11/20(水)の開催となる。
直後の磐田とのリーグ戦が23(土)開催なので、日程的には辛い。しかも連続アウェイなんて…。
ところが、その1時間後にJ's Goalで発表された試合会場を見て驚き!
長野対マリノスは日産スタジアムになっている。そしてなぜだか柏と大分の試合は、柏が三回戦に破った岡山のホーム、カンコースタジアムに決まった。もう一つ謎の対戦は甲府対札幌が熊本に。他は順当に奇数ポッドのチームのホームとなった。
理由はよく分からない。長野ホームに適当な箱がないとか、甲府の中銀スタは工事中だからとか、言われているが現段階で真相は不明だ。しかも日立台は柏レイソルの持ち物であり、柏の公式戦以上に優先される事項があるとは思えないのだが…。
やはり天皇杯は、そうは言っても各都道府県サッカー協会の強い意向もあり、開催地をばらけさせないといけない暗黙のルールがあるのだろう。すっごくドラマ性を残しているのは、準々決勝以降の試合会場が発表されていないことだ。日程としては4回戦から一ヶ月後の12/20なので、チケット発売の都合を考えても4回戦の結果を見てから発表ということが十分考えられる。その場合、今回苦労を味わう柏は今度こそ日立での開催が優先されるのだろうか。逆に今回無風だった仮定の対戦カード、セレッソ対川崎が地方になる、ということはあるか。今回は静岡県のサッカー協会がえらくフィーチャーされてるから清水のブロックは静岡開催で固定とか?
いずれにしても、公明正大、完全オープンと言いながらも大人の事情が見え隠れしてしまう抽選会と、会場決定の顛末である。
さて、上にも書いたように、まずは長野戦。そりゃ、やりづらいでしょう。あちらは失うものは何もないわけだから。そういう意味でアウェイ扱いとはいえ日産スタジアムでできるのは朗報だけれど、磐田とのリーグ戦も踏まえたメンバー選考が求められる。長野は17日に相模原とのアウェイ戦があるそうで、一度帰るのかな、そのまま残るのかな。
そして高い確率で、柏が来るだろう。今季3回目の日立台か…。ちょっと気が重い。こないだ、ニッパツで勝ったとは言え、日立台は…ねぇ…。ただ準々決勝で集客が見込めるとなれば、国立開催にならないか!? そうすればイメージはだいぶマシになる。去年暮れの天皇杯準決勝は国立だったとかいうツッコミには聞こえないふりをする。
ここから、3連勝で元日の決勝だ。リーグ同様に天皇杯も全力で応援しよう。特に平日の長野戦は、今のうちから仕事を調整して早上がり!
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