第29節終了時の順位表(上位のみ)
勝点 得失点
1 横浜FM 56 20
2 浦和 54 17
3 広島 53 19
4 C大阪 50 19
5 鹿島 50 6
上位5強の直接対決の星取りを見るとこうなる。
横 浦 広 C 鹿
横 - 2勝 2勝 1敗1分 1敗1分
浦 2敗 - 2勝 1分 2勝
広 2敗 2敗 - 1勝 1分
C 1勝1分 1分 1敗 - 1敗
鹿 1勝1分 2敗 1分 1勝 -
上位の直接対決で稼いだ勝ち点を見るとマリノス14、浦和13、広島4、C大阪5、鹿島8とかなり偏りがあることが分かる。マリノスは全試合の対戦を終えたのに対して、セレッソなどは3試合残しているから一概には比較できないが、これだけを見るとやはり優勝に相応しいのはマリノスか浦和かということになるだろう。セレッソが直接対決を3連勝するならマリノスと14で並ぶので、そのときは当然セレッソも首位に絡む勝ち点となっていることだろう。残念ながら今年の広島は直接対決で負けすぎである。去年、仙台との大一番をアウェイで制したような勝負強さが見当たらないのだ。
では、これだけ上位では結果を残しているマリノスがどうして首位とはいえ、大混戦に巻き込まれているのか。答えは簡単だ。下位に取りこぼしているからだ。代表例として三つ挙げたい。
4/27の第8節、現在15位の甲府相手にロスタイム失点で引き分けになり、勝ち点を2落とした。
8/31の第24節、泥沼の8連敗中だった大宮に勝ち点3を献上してしまった。大宮はこの13試合で1勝12敗。相撲であれば途中休場を考えるだろう。この間、唯一の1勝がナクスタのマリノス戦だったわけだ。
7/6の第14節、代表戦の影響で長期中断明け初戦の大分戦でホームで引き分けてしまった。大分はすでに最下位だったが先制を許してしまい、難なく追いつくものの結局そのまま決めきれなかったという悪い時のマリノスの試合らしい展開だった。ザ、取りこぼしである。
ちなみに2位浦和も、下位の湘南にやっとこさ引き分けたり、得意のFC東京に負けてしまったり、取りこぼしが多い。要するにそれさえなければマリノスか浦和のどちらかは独走してたかもしれない。
他のチームからすれば、浦和や広島には常に優勢なマリノスがなぜ?と言われそうな脆いゲームが時折ある。すでに前節でマリノスは上位の対戦を終えており、つまり残るは中位以下だ。(最終戦の相手、川崎が6位まで上がってきたけども)
だから本当に、大事なのは次の大分戦だ。すでに降格が決まったが、前節は大宮に勝利して意地を見せた。ホームで首位相手に、気合が入らないはずがないだろう。こちらは受けに回ったら、ホームのときの二の舞になる恐れもある。
逆に言えばマリノスが勝てば、他のチームはどんどん苦しくなる。勝てども勝てども、マリノスの背中は近づかない。そうして1チーム、また1チームと振り切っていく。そのことで着実に栄光のゴールは近づいて行く。大分サポのみなさんには大変失礼だが、残留という目標を失った大分に負けるわけには行かないのだ。(大分さんには悔しさをリーグ戦ではなく天皇杯にぶつけていただきたい。大分が柏を降して、マリノスも長野に買った場合は準々決勝で大分対マリノスになる)
台風27号が接近して、今日から全国的に雨の予報が出ている。九州は試合のある日曜に影響なさそうだが、練習だって冷たい雨の中は避けたいもの。試合が日曜だということもあって久しぶりに2連続オフだった選手たちが、雨にできるだけうたれずにいい準備ができますように。
仮想の話になるがここから勝ち点を10積めれば、恐らく優勝できるだろう。今度こそ、大分を相手に勝利して、首位固めとなりますように!
http://soccer.blogmura.com/f-marinos
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