28節でまたも、マリノスと広島の順位が入れ替わった。浦和も、鹿島もそれぞれ4得点と圧勝し、上位との差を詰めた。
優勝争いはまさに混沌、プレーオフなんて要らない!と言わんばかりの、毎試合がプレーオフのような状況になってきた。
<第28節終了時のJ1順位表>
すみませんが、優勝争いに絞って掲載
勝点 得失点
1 広島 53 20
2 横浜FM 53 19
3 浦和 51 16
4 鹿島 50 7
5 C大阪 47 18
で、もう多くの方がご存知のように、次節(10/19・土)はマリノスと広島、鹿島と浦和の直接対決が待っている。こういったカードがまだ残っているのが素晴らしい。毎年、日程くんは本当にいい仕事をする。ただこの試合ですべての趨勢が決まるということはないだろう。もちろん勝った方が有利なのは間違いないし、直前になればなるほどドキドキして夜も眠れなくなるのは目に見えている。
だが今はまだ、どこも決め手に欠くというのが第一印象だ。ジリジリと上がってきた鹿島は不気味だし、広島には去年仙台のマッチレースを制したという経験がある。だが圧倒的な強さがないのだ。例えば鹿島はアウェーに弱点をもち、浦和は好不調の波が大きく負けるときは脆い。広島は選手層、とくに守備陣が薄い。マリノスはやはりコンディションの低下だろうか。セレッソは若いチームで本格的に優勝争いに加わったとしてもその重圧に勝てるか。
ここで、それぞれの日程をおさらいする。
<広島>
A横浜FM 9-4-12 2-3-7
H仙台 3-6-3 2-1-2
A柏 6-6-9 2-3-5
A C大阪 11-3-8 5-2-4
H湘南 10-1-1 5-1-0
A鹿島 9-5-11 3-3-6
<横浜FM>
H広島 12-4-9 7-3-2
A大分 8-3-4 4-2-1
H名古屋 10-11-8 7-4-3
A磐田 14-2-13 5-2-7
H新潟 8-3-8 6-1-2
A川崎 8-4-7 2-2-5
<浦和>
A鹿島 9-7-11 3-4-6
H柏 9-6-8 3-5-3
A仙台 7-6-2 3-2-2
H川崎 7-5-5 3-2-3
A鳥栖 5-0-2 1-0-2
H C大阪 8-5-6 4-3-2
<鹿島>
H浦和 11-7-9 6-4-3
H川崎 6-4-9 4-2-3
A湘南 4-1-0 1-1-0
H鳥栖 0-2-1 0-1-0
A C大阪 8-4-9 2-4-4
H広島 11-5-9 6-3-3
<C大阪>
H湘南 9-1-9 5-1-4
A鳥栖 10-2-5 3-2-4
A F東京 5-5-6 2-3-3
H広島 8-3-11 4-2-5
H鹿島 9-4-8 4-4-2
A浦和 6-5-8 2-3-4
鹿島なんで、4試合もホーム残ってるの?!ズルい! というのはともかく、上位陣の直接対決が多いことよ。この5チームでの直接対決、広島、鹿島、C大阪は3試合も残っている。浦和は2試合、マリノスは次節の広島戦だけだ。ポジティブに言えば、上位チームが星のつぶしあいをしてくれるわけだが、それも全てはマリノスが眼前の試合に勝てば、のこと。
また各試合日程の横に時間をかけて記した数字の羅列は、99年以降のJ1、J2リーグ戦での対戦成績。左側から通算の勝-分-敗、ホームまたはアウェーでの勝-分-敗となる。この対戦相手、ホームアンドアウェーの相性をみると、鹿島の他は合口の悪い相手がいることが分かる。
それから鳥栖と湘南の2チームが頑張ってくれると、結果的にマリノスには有利に働くことになる。間には天皇杯もナビスコ杯も挟まるからなかなか一筋縄ではいかないね。上のことなら強いて言うなら、マリノスと鹿島が有利に思える。
中村俊輔の前節を終えた時の言葉は、面白くなってきたんじゃないの? だったという。その通りだ!ここから。ここから。一層の奮起に期待しよう!
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