【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

スポナビブログの閉鎖に伴い、引っ越し。無くなっちゃうのは忍びなかったのでアーカイブです。基本、更新はしない予定

足が止まるとき、止まらないとき、何がちがう?

朝、会社に向かうときの駅までの道、都内も残暑は厳しいけれど、あの灼熱のころから比べれば、だいぶ普通の暑さになってきた。8がつ上旬のあのころは日本じゃないみたいな気候だったから、マシにはなってきた。

週末の鹿島戦で、僕たちは久々にマリノスがガス欠を起こす姿を見たように思う。選手の中には試合後に、気温も高くて、湿度も高くて難しいコンディションだったと語ってる人もいた。

ただ天候の理由だけだと、なんとなく納得感がない。なぜならもっと凄まじい温度、湿度だったホームの大宮戦、アウェーの浦和戦、三ツ沢の鳥栖戦のほうが最後まで動けていたからだ。あの頃、マリノスはおっさんばかりなのに足が止まらずにすごいですね?とインタビューから問われた際に、誇らしげにうちのベテランたちは普通とは違うと樋口監督が答えていた姿を覚えている方も多いはず。

7末〜8頭に比べれば、さすがに週末のカシマはマシだったはず。なのに、なぜ。

二つ考えられる。

一つ目。マリノスのボール保持率が高いパターンなら疲れないということ。テレビゲームのように、試合中、選手の頭の上に残りの体力ゲージが見えると仮定する。もちろん暑い日、湿ってる日は、ゲージの減りが早い。ボールを追うために走ると、めちゃ減る。相手のカウンターを受けると通常の倍も減る。味方がボールを奪った、よし攻めるぞと思った次のパスをインターセプトされたときのカウンターは3倍減る。

さらにペナルティエリアの中まで応対が続き、シュートコースを塞ぐために身体を投げ出すところまで含めると4倍減る。

けれども、プレーがきれたときの給水や、攻撃のとき、しかも俊輔がキープして味方のあがりを待ってるときなどは回復する。あっ、靴紐を結んでるときも、もちろん笑。

いかに自分たちの時間を作れるかがポイントで、プレー時間中でも、あるいは実際にプレーしている途中でも、休み時間を作っているから、最後まで体力ゲージがからにならないという考え方。

二つ目の説。両チームが省エネサッカーしたとき、マリノスのほうがエネルギーの使い分けがうまかったという説。俊輔も、相手も動けないから暑さはむしろウチに有利だと言っていた。もうそこまでは省エネを意識しなくてよくなったから、むしろ相手のいい動きが目立ち始めているとしたら、暑さの盛りを超えたいまこそがマリノスの最大の正念場ということになるだろう。

味スタとカシマ、どちらのマリノスが本物なのだろう。これからの対戦相手が「カシマでのマリノス」に持ち込もうとしたときに、どのように自分たちのペースに取り戻せるだろうか。

鹿島戦では中盤でボールを奪ったあとに、もう一度奪われるということが頻繁に起こった。富澤が帰ってくれば改善されると信じているが、僕たちも体力回復に注目して応援したい。例えば、ボールを奪った直後に再度奪われると、多くの人が「あーあ」と言ってるけど、あのため息は選手の体力回復に繋がらないだろう、とか意識して。

とにかく今週の2試合がJ1相手の公式戦では最後の週2試合だ。乗り切れば少しは間が空くから、コンディションもまた上がってくるはずだ。浦和、大宮、絶対に勝とう!

http://soccer.blogmura.com/f-marinos

↑ランキングに参加しています。クリックしていただけると励みになります。