【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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マリノスを思い浮かべながら、結婚式に出てみる〜第22節・鹿島戦(カシマ)

「ピンチのときこそ、戦う姿勢が問われる」といういい例だ。明日、鹿島との試合は首位固めのための大切な一戦だというのに、後輩の結婚式が入っている。式は夕方からで、披露宴、二次会まで参加予定なので、鹿島遠征はおろか、テレビで生で見ることもできない。人付き合いとしても、大事な後輩の門出を祝う気持ちにはうそはないのだが、経過、結果が気になって仕方ない。どこで、それを知るべきなのか。

普段仕事などで遅れるときは、携帯サイトなど一切の情報を遮断して、帰宅してからの時差再生を行う。妻も情報遮断して、完全にフラットなアタマで見る。

だが二次会まで行くとなると、帰宅は11時をすぎるだろう。それから見るのは、体力的にもしんどいし、当然遮断の時間が長ければ妻の不満も高まる上に、何かの拍子にうっかり結果だけを知ってしまう可能性がある。今回はこの方法を使わずに、妻は仲良しファンのお家で一緒に生で見たいらしい。

会に参加しながら、携帯サイトの速報や、実況サイトで文字を見るのはたぶんフラストレーションがたまるだろう。点が入っても、入らなくても、ただただ映像が見たい!という思いが強まるだけだ。

やはりスカパーオンデマンドで生で見たい。トイレでこっそり見ようか。2時間も? だったら帰りなさいよ。ま、後輩の祝福とかいう仮面は何だったのかということになる。危ない、危ない。

情報遮断した上で、二次会が終わったら帰りながらスマホで時差視聴。これがバランスが取れた方法か。冒頭で人の結婚式をピンチ呼ばわりしたゲス野郎は僕です。

と、華燭の典か、鹿島に得点かという、社会人としてまともではない選択の末に、なんとか落ち着いた。けれども、この雨が花嫁や参列者のドレスを濡らす心配よりもはるかに大きく、ピッチコンディションを憂う僕がいる。

富澤が出られないとの情報を聞いて、ダブルボランチは中町と小椋か、攻守の切り替えのとき二人の距離感はどうだろうと、あすも高砂席の新郎新婦の微妙な間隔を眺めながら考えるに違いない。

少し暑さが落ち着いたいまこそ連戦の疲れは出るものだ、しかもすぐに浦和戦が控えているしなあ、などと、披露宴で疲労の心配をこの僕がすることなんて、誰も気づかない。そう、よくプロ野球を一緒に見に行く新郎にも、僕のアタマの中がこんなにトリコロールだなんて一言も言ってない。

さて富澤欠場らしい、という話が出たが、ここから気をつけなければならないのは、累積による出場停止。小林、ドゥトラ、マルキ、富澤と四人もリーチの状態、つまりあと一枚警告を受けると、一試合の出場停止になる。極端な話、彼らが同じ試合でイエローをもらうと、揃って欠場、大きな戦力ダウンになる。ホームの浦和、アウェイの大宮戦を控える中で、絶対に避けたい事態。サッカーの警告はもらっても三枚まで、仏の顔も三度、奥さんの顔もたぶん三度までだよと、新郎には言ってあげたいところだ。むだな警告には気をつけよう。

また鹿島は徹底して、俊輔の球出しを警戒してくるらしい。紅白戦では野沢を仮想俊輔に見たてて細かな確認を行い、野沢には利き足でない左足でフリーキックを蹴らせる徹底ぶりで練習を行ったという。そりゃそうだ。ナビスコでは芸術的なフリーキックを決めた中村俊輔。それでも今の俊輔は止められまい。止めたところで待つのは必殺のセットプレーだ。

中村俊輔に蹴らせたいキックは3つあるが、あとの二つはコーナーキックペナルティキック。結婚生活に必要な三つのふくろの話と全く同じだ。やっぱ勝利を決めるのはセットプレーではないか。余興がスベってもいいから、俊輔だけは滑りませんように。

最後に自戒の意味を込めて、明日気をつけるべきこと。

新郎新婦の入場の時に、ナプキンを掲げて、オーオヨコハマー!と歌ってしまわない。

明治神宮ではなく、確信犯的に鹿島神宮に向かってはいけない。

ビールをつがれるときに、「プレモルですか? いつもスタジアムで飲んでるんで」、などと変なゲンをお祝いの席に持ち込まない。

お後がよろしいようで。明日のアップは遅くなりますが、また読んでくださいね。

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