【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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2位返り咲き、見ててくれたか? ナオキ、オレ!〜第19節・対湘南(BMWス)

2013/08/03 19:04キックオフ Shonan BMWスタジアム平塚

【入場者数】13,786人【天候】曇 25.9℃ 82%

【主審】東城 穣【副審】唐紙 学志/村上 孝治

湘南ベルマーレ 1-2 横浜F・マリノス

10 SH 10

6 CK 7

13 FK 20

【得点】

10' マルキーニョス

57' 梶川 諒太

64' マルキーニョス

アウェーと呼べないくらいマリノスサポーターとファンたちが詰めかけた平塚は、苦しい苦しい試合だった。まるで開幕の再現を見るように、若さと勢い、縦への突破力のある湘南の攻撃に苦しめられた。ともに中二日だったが体が重かったのはマリノスの方。樋口監督の言うとおりこちらの試合運びのまずさで苦しくさせてしまった部分もある。

キリノに度々切り裂かれる左サイドには問題があるのは明らかでドゥトラ、中澤ともに、ヨミとカバーリングで度々ピンチの目をつむ場面もあったが、狙われまくった。しかもキリノだけではなく、ウェリントン、高山の突破力も恐るべきものがあった。

だがそれでも経験値と、勝ちたい気持ちはマリノスの方が上だったということではないかと思う。ユニフォームの右腕には、喪章がつけられていたこの試合。マツとやっていた選手たちは、過去2年、命日の直近の試合で勝てなかったために、三度目の正直にかけていた。スタンドからも直樹コール。いつものユニフォームではなく、この日は3番を着ていたサポーターだって何もコールリーダーだけではない。

全体的に運動量、とくにボールをもらう動きやマークを外す動きはいつもより少なかったものの、相手のブラインドで走るランニングとか、ファーストディフェンダーとしてのプレスとか、やはりさすがのマルキーニョスであった。渡辺千真が2ゴールをあげたために、得点王に並ぶことはできなかったが、マルキも堂々の2ゴール。大久保や豊田らと並んで13ゴールは2位タイ。通算130ゴールも前田を捉えて史上3位で外国人の最多記録をさらに更新した。また、リーグ戦5試合連続ゴールとなり、この後、鳥栖FC東京、鹿島の3試合で得点をあげるとリーグ記録の8試合連続に並ぶことになる。まったくすごい。気分屋さんで、すぐ靴紐がほどける笑のが玉にきずだけど。

ところでハーフタイムは息子のお守りでスタジアムの外に出た。入退場自由で、かつ目の前が噴水つきの公園というのは本当にありがたい。

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写真は試合前のもの

設備はぼろっちいし、小ぢんまりしたスタジアムで、思わず新スタの署名をしてしまったけど、グルメは噂にたがわぬ充実度で何を食べてもうまい。市役所の臨時駐車場は無料だし、飯も全体的に安い。インフラは最高だった。そういう意味から湘南にはJ1に残ってほしい。メンチカツと、ラーメンや、生ビールなど、三ツ沢に爪の垢を的な内容で満足だった。

苦戦、苦戦だけども一番大事なことはもちろん勝ち点3を取ったという結果。よほど勝ち点3に相応しかったのは先の柏戦の方だけれども、ジャッジの妙もあってこないだは1だった勝ち点がこの日は3。それがサッカーの面白いところ、怖いところだ。

19試合で38の勝ち点は、樋口監督がタイトル獲得の最低の目安と語る試合数×2の勝ち点のペースに再び戻したことになる。コンディションのきつい真夏の戦いがまだ続くとはいえ、ここからはほぼ週一の試合、引分けはもう受け入れられない。勝って勝って勝ちまくるしか、タイトルの道はない。

松田直樹、見ててくれたか?ナオキ、オレ!は届いたかい? やっと、大事な日付の試合に勝てたよ。イマイチ集中が安定しない栗原を、毎試合必ずポカする榎本を、あなたならどう立て直す? 堅守あってこそのマリノスだって、松田直樹に教わったから、そういう意味での課題は山積みだ。試合の流れを変えてくれる切り札がいないことも何ら変わってない。

けど、こうやって大事な、苦しい試合に勝てるのも今年のマリノスだ。やはりタイトルを獲るのは今年しかない、中村俊輔はシャーレを横浜の大空に掲げるだろう。あなたの目にもよく見えるように高く、高く。

http://soccer.blogmura.com/f-marinos

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