【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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学初ゴール。栗原は三人目の途中交代で出場。この試合で何が変わったか

東アジア杯で圧勝しなければ、日本代表の序列は変わらないと思っていた。中国戦に続き、圧勝の様相からあわや引き分けに追い込まれたのは非常に残念だ。だがメンバーが落ちるとは言え、仇敵のオーストラリアに勝ったことも事実でそれは評価したいのだが、もったいなかった。

先発全員入れ替えというザッケローニ監督の決断には多くの人が驚いた。そりゃ、あらゆるスポーツ紙の予想が当たらないわけだ。

今回の代表に選ばれた選手全員を、試合に出すのは難しいとザッケローニ監督が言っていたけれどもこれでフィールドプレーヤー全員が出場できたのだから、PRのチャンスが与えられたことは良かったと言いたい。

けど、全交代ってあんまりいいイメージないでしょう。組織をよくしていく、チームを作っていく過程で、土台から壊すわけだから手段としては、普通ない。

さっと全交代で思いつくのはトランプのポーカーだ。ポーカーは、配られた5枚のカードで作る手役を競うゲームだが、一回だけカードの交換ができる。何枚残して、交換するのかが勝負の分かれ目。1ペアがあれば、残りの3枚をチェンジがセオリーだ。つまり自分の手の強みを残す。5枚変えるときもある。最初のカードがバラバラ、要するにクソ手だったとき、1枚でも多くのカードを新たに引く方にかけたくなるという考え方。

だからそんなことを頭に思い浮かべながら、昨日のスタメンを考えると、要するに今のチームには土台になる選手はいない、と見ることもできる。表向きの理由である、いろんな選手を試したかったという理屈を信じたいけど。

よっぽどのパフォーマンスを見せて、圧倒的な結果を出さないと、今のチームをステップに本大会でメンバーに選ばれる可能性は低い。残された韓国戦に出場するメンバーは悔いなく全力でトライしてほしい。

全とっかえの中で、試合残り10分で栗原勇蔵が投入されたのは意外だった。2-0から、たった3分で豪州に追いつかれて落ち込む間もなく、大迫のゴールで勝ち越した、その直後のことだった。

そんなふわふわした流れをおさめてこい、ゲームを締めてきてくれ。難しい場面ながら、それでもザッケローニが栗原に期待して送り出したことになる。

その通りビシッとディフェンスラインが落ち着き、ゲームがしまった、とは言いづらい。けど無失点でしのいだのも事実。もっと大きな声でしきれば、いいのにな、と物足りなくも思われる。だが次は先発復帰が濃厚とみられるので、目に見える結果を頼みます。

初戦の攻撃陣でインパクトがあったのが柿谷と工藤なら、この日は大迫、そして齋藤学だったでしょう。先制点のシーンは、マリノスで見慣れている人たちからすると学だったらあれくらいできるでしょうという気持ちもあるし、豪州のプレッシャーもイマイチだったけど、記念すべき代表初ゴール。おめでとう! 直近のリーグ戦でもっとすごいゴールを決めてるから落ち着いたプレーができるのだろう。自信は更なる自信を生むということか。本人も手応えがあったためか、後半に工藤と交代するときには「えっ?おれ?」的なリアクションだった。これで2試合出たわけだから、あとは帰国後の柏戦にむけてコンディションを保ってーと思いつつも、ひょっとしたらもう1試合でもジョーカーとして出場となるのだろうか??

ここまで2試合を終えた今のところ、このチーム内での序列は変わっても日本代表内の序列はほとんど変わってないだろう。いい選手は何人かいるけど、コンフェデ杯のときのチームと入れ替えるほどの活躍とは言えないだろう。相変わらず守備はグダグダで、相手へのパスとも思えるおかしなミスも多い。

だから最後の日韓戦は内容と結果の両方に注目だけど、また全とっかえ?!

日曜の韓国戦に出たとすると、水曜のリーグ戦は過酷すぎるから、少なくとも学は出さないでも、いいかな…。

http://soccer.blogmura.com/f-marinos

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