【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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みんなが元気な姿でハツラツと。それが一番うれしい。(おじいちゃん目線)〜PSM・横浜FM3-2マンU

世界のユナイテッドは、昨日の朝に来日し、夜に1時間半の調整をしただけだという。真打ちの香川真司も昨日合流したばかりで、コンフェデ以来の実戦とあってはさすがにベンチスタートだった。何はともあれ、マリノスのファインゲームだったと思う。

そりゃま、勝ったという事実はうれしいし、TwitterでMarinosと検索すると世界中の人がマリノスの勝利をツイートしているのはあまりにも愉快だけど、そのことよりも6万5千人もの大観衆の前で、元気なフィールドプレーヤー全員がはつらつとプレーしたことがうれしい。短い出場時間だからこそ、全力でプレスし、チェイスをかけ、ファイトしてくれた事が誇らしい。

スターティングメンバーはGK榎本、DF小林、田代!、ファビオ、ドゥトラ、MF富澤、中町、兵藤、中村、佐藤、FWマルキーニョス。以下、得点経過はあまりどうでもいいので、選手交代の動きを整理しておく。

20分、中村俊輔→藤田。高熱による体調不良だったという。でも直接狙ったCKと、立ち上がり30秒のマルキのゴールにつながった俊輔の競り合いはすばらしかった。藤田は久々に長時間のプレーで値千金の決勝点。その他にも最前線から積極的にボールをおいかけていた姿は男前だった。

45分、榎本→六反、佐藤→奈良輪 MOMは六反だった、間違いない。

62分、ドゥトラ→端戸、田代→熊谷 端戸、熊谷もよかった。それぞれの長所が出ていた。変に緊張せずに自然体でプレーしたときの端戸はいいもの持っている。アンドリューの動きは一番ハツラツとしていたかも。

69分、マルキ→小椋 マルキはいい調整になったでしょう。珍しくFKも蹴ったし。本番は柏戦です、頼みますよ。小椋も久々に姿が見られてよかった。マークする姿、相手のチャンスの目を摘む動きは熟練。

75分、小林→天野 今の小林は相手が誰とか関係ないくらい研ぎすまされている。まったく臆するところがない。言葉で言うのは簡単だけど、集中力がすさまじい。正直に言って、この小さな巨人小林が立ちはだかる中、さらに左右できる奈良輪の台頭で、天野の立場は厳しい。がんばれ、本当に応援している。

84分、兵藤→比嘉。 兵藤の動きは本当によかった。守備でも攻撃でも、ボールのないところでのフリーランニングでも。地味だけどマンUが気に入ったりしないことを願う。そして比嘉さんの登場は香川がピッチに出て来たときと同じかそれ以上に、沸き上がる。

最後に88分、中町→ジョン、富澤→喜田。これでケガの中澤と病み上がりの飯倉以外は全員が出場した事になる。サブ組のモチベーションもあがる6万人の前での贅沢なPSM、しかも地上波生中継。

本当に躍動としていた。仕事でなかば諦めていた今日の観戦だが、現地で見た人がうらやましい展開だった。しかも1−0から1−2にひっくり返されて、もう一度3−2にした流れもすばらしいよ。

リーグ戦では会えない、サブのメンバーの姿も見られたことはたまらない。マンUどうこうよりも、マリノスのやっているサッカーがすばらしいという闘莉王の指摘がその通り。こんな躍動したプレーを来週からも見せてほしい。何しろ最優先課題は控えメンバーの台頭で選手層が厚みを増すことだ。補強の声が聞こえてこないが、今日のようなモチベーションがあれば、このあとのタイトル争いも勝ち残れるイメージができる。

それにしてもYahooのトップニュースは、香川途中出場 横浜Mに敗れる。ですって。あんた、どこの国のメディアだよ。主語がマンUなのがどうしても気に入らないが、だからこそゴールデン全国中継の効果は大きいのかも。

テレビでマンU目当てにしていた方々、見ましたか。マリノスはいつもはもっともっと熱いゲームをやっているんですよ。今日の試合を見て、おもしろいな、強いなと少しでも思ったなら、一緒に31日、応援に行きましょう。

相手ですか? カシワっていうアジアでもベスト8に進出している強豪です。ユナイテッドを降したマリノスとはきっといい勝負になると思います。そうそう、両チームあわせて4人の日本代表が凱旋する試合でもあります。

香川、マンUをきっかけにマリノスのサッカーを見たくなったという方が大勢いることを願って。

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