プレシーズンマッチとはいえ、世界超一流クラブとの対戦は滅多にない機会で心は踊る。
それにしてもマンチェスターユナイテッドに日本人が、しかも主力として所属するなんて、スゴい時代になったものだ。セルティックだって十分すごいと思ったものだがなあ。
そんなユナイテッドが先週オーストラリアで試合をしたときのスターティングメンバーは、
GKリンデゴーア
だったそうだ。ここに、ルーニーの名前がないのは興行的には残念だけど、ロビン・ファンペルシと香川真司の二人はスタメンに名を連ねてくることだろう。
では、マリノスは?
俊輔には休んでもらい回復に務めてもらいたいところではあるが、香川対俊輔が実現しないなら金返せ問題になりかねない。ゴールデンに全国中継するTBSだって浮かばれないというものだ。
そして名将、樋口靖洋の律儀な性格を考えれば、マリノスのスタメンはこうなる。
GK榎本
DF小林、中澤、ファビオ、ドゥトラ
MF富澤、中町、兵藤、中村、端戸
FWマルキーニョス
おう、メンバーはガチ。大事なのは赤い悪魔でなくて、31日の黄色い太陽だ。注目は栗原と齋藤学の日本代表選出に伴い、先発するであろうファビオと端戸ではないか。それにしても、齋藤学を生かすのは難しい。一流のパスの出し手がいなければ、彼の本当の武器は生きない。彼の間合いは、相手との距離がある程度あいている事。だが、学へのパスが奥に行けば必然的に対峙するDFとの距離は縮まる。それでは学の突破の威力は半減する。もし仮に海外移籍が彼の目標だとすると、代表に行くよりもユナイテッド相手に、俊輔のパスを受けて守備陣を切り裂いたほうが近道だったかも、なんて。
明日は午前中にSC相模原との練習試合も組まれており、Bチームの面々はこちらに傾注することになる。したがって親善試合であっても、人数の都合上、マリノスの早い選手交代はなさそうである。
だからこそ、ファビオと端戸仁、それから浦和戦で三人目の交代として出場した佐藤優平。このあたりのパフォーマンスに注目が集まる。代表の二人が帰ってきたら、すごすごとまたポジションを渡すのか。それともその隙に序列を変えてみせるのか。
勝敗なんてどうだっていい試合。レギュラー組はおそらく好調をキープしてくれているだろう。
では、この選手固定だどうだこうだ言わせているのは、樋口監督じゃない。それを許している若手達だ。分かってるんだろう? 仁、優平? ユナイテッドじゃなくてマリノス目当ての客もみんな、そこを見てるぜ。
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