【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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撃ち合いを制す。守備の寄せと、攻撃の精度で、勝ち点3を手繰り寄せた白熱戦〜第17節・浦和戦(埼スタ)

2013/07/17 19:05キックオフ 埼玉スタジアム2002

【入場者数】23,725人【天候】雨 24.1℃ 87%

【主審】吉田 寿光【副審】八木 あかね/五十嵐 泰之

浦和レッズ 2-3 横浜F・マリノス

16 SH 15

5 CK 4

9 FK 22

【得点】

10' マルキーニョス

17' 那須 大亮

28' 槙野 智章

63' 齋藤 学

82' 栗原 勇蔵

前節、川崎を相手に0-4と惨敗を喫した浦和がスローで、立ち上がりマリノスがボール保持で圧倒し、サイドの空いたスペースに入れる長めのパスがどんどん通じる。マルキの先制点が、兵藤の優しいクロスからあまりにもあっさり決まる。うほっ、こりゃ今日何点取るのか、川崎の4点を超えちゃうか!?と、僕も思った。そこが緩み。

こちらからのコーナーキックが、相手のカウンターになり、最後は走り込んだ那須に蹴り込まれてすぐに同点に追いつかれた。しかもセットプレーで続けざまに失点で逆転。隙があったと、樋口監督、選手が認めているこの2失点は修正しないといけない。

気がついたら、30分足らずで1-2とビハインド、ここから浦和は一気に試合を膠着させようとしたと思う。ただ浦和が守りをがちがちに固めてきたのに対して、チャンスを次々に作る。コンディションが良かったのか、埼スタ5連勝中の相性の良さなのか、たぶん両方だろうが、これは1-2で終わる試合ではない、と感じさせる攻撃だった。

後半も、攻めるのはマリノスで、とくに兵藤の動きは素晴らしく、度々浦和の守りを混乱させていた。それでも、浦和もカウンターを狙いながら、スペースを消してくるから決定機はなかなか生まれない。63分の齋藤学の同点ゴールは、そんな波状攻撃の中で生まれた。ペナルティエリア内の相手のクリアが中途半端なボールになり、小林祐三のもとへ。すぐファーサイドで待つ学にふわりと上げる。対応の阿部が一瞬遅れると、学は阿部の予測とは逆の位置にボールをトラップし、右足でゴール右隅に蹴り込んだ。

本当に学は自信をつけ、そのことがまた結果を生む好循環に入っている。堂々としていて、落ち着いている。代表から帰ってきても、このリズムを維持してほしい。

2-2。やはり、このスコアのままでも終わる気がしない。もちろん選手交代は浦和が先で、マルシオ、森脇と選手層の厚さにうんざりさせられる。70分台は、また浦和の時間帯になって、決定機も生まれてしまうのだが、榎本哲也のビッグセーブも飛び出して、浦和に3点目を与えない。2点目を取られて以降も、浦和にシュートチャンスはあったが寄せ、コースを消したりがきちんとできていたと思う。

すると、ここ数試合、あまり精度がいいとは言えなかった中村俊輔コーナーキックが試合を決める。中町に代わって、藤田がはいったその交代直後、マークの確認に浦和側は手間取ったのかもしれない。ファーサイドで待ち受ける栗原のヘディングがちょうど良い高さに飛び出してゴールイン。

激闘を制して、勝ち点3を積み上げることに成功したマリノスはこれで3位に浮上した。勝負所の大宮、浦和に連勝して、首位との勝ち点差は2に縮まった。

これでリーグ戦は一巡し、二週間後から後半の戦いが始まる。勝負はここからだ。

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