首位との勝ち点差8。まあ、まだまだ勝負所は先なので、優勝に向けて崖っぷちなどとは言わないけれど、対戦相手が首位である以上勝って、勢いをつけるしかない。勝てばわかりやすく、全然イケるやん!という雰囲気になるだろう。
過去の大宮とのリーグ対戦成績、2勝2敗4分を持ち出すまでもなく、ほとんど勝ってる印象がないわけで、柏と同じくらい相性が悪い存在と言えるだろう。去年までの大宮に勝てないのに、今年の大宮に勝てるのか。いや、それは逆に相性という意味では改善してるかもしれない。
去年までと違って大宮も自分たちでゲームを作るようになった。守→攻のカウンターに加えて、とくに攻→守の切り替えも早くなった。マリノスからすれば、よく走り、よく守るが苦手なわけだが、大宮の場合にはベースは変わらないけども、オーソドックスな強いチームに変わったのだとすると、やりやすいかもしれない。強者が弱者のサッカーをしてくるのが一番困るのだけど、強者になった大宮が強者の戦法をしかけてきてくれれば、チャンスアップ。
ズラタンとノヴァコビッチが揃って欠場の見通し。目に見えないあの二人のプレッシャーは半端なものではない。代わりに出てくる長谷川悠や富山も強力には違いないが、悪い話ではないだろう。
金澤と青木、それから渡邉大剛はやらしい。今のマリノスのコンディションで、彼らの自由を奪えるのかちょっと不安だけど、中盤の制圧は本来今年のマリノスの得意なパターンのはず。俊輔、中町、富澤のトライアングルが復調するかに注目だ。
それからもう一つは、選手交代に注目。悪く言えば硬直化している選手起用に何か変化がほしい。とくに真夏の戦いはそうであるべきと思う。60分で、何を判断するか。リードしてるか、タイスコアか、ビハインドか、大きく分ければその3種類しかないわけだから、藤田や端戸を入れて点を取るのか、アンドリューを入れて中盤を活性化するのか、明確なメッセージを見せてほしい。
苦手な相手を倒してこそ、チームは盛り上がる。たったここ2試合、足踏みしたことなんて忘れさせてくれるだろう。
最後にもう一つ無理やりポジティブな情報を。前節はクソ暑い大阪への遠征だった。敗れたから疲れは倍増なわけだが、今後の日程を見てみよう。
7/13(土) 19:00 大宮 日産ス
7/17(水) 19:00 浦和 埼玉
7/31(水) 19:30 柏 日産ス
8/3(土) 19:00 湘南 BMW
8/10(土) 19:00 鳥栖 ニッパ球
8/17(土) 18:30 FC東京 味スタ
8/24(土) 19:00 鹿島 カシマ
8/28(水) 19:30 浦和 日産ス
8/31(土) 19:00 大宮 NACK5
9/07(土) 未定 柏 日立(ナ杯)
9/14(土) 未定 C大阪 日産ス
9/21(土) 未定 清水 ニッパ球
9/28(土) 未定 仙台 ユアスタ
見ての通り、ずーっと首都圏での試合が続くため、本当の意味での遠征がない。新幹線に乗るのは、9月最終週の仙台戦まで2ヶ月半もの間、近場だけで試合ができる。疲労回復には移動時間は短いに限るだろう。(それに我々もアウェイに応援に行きやすい)
予想外に追い詰められた形で迎えたこの大宮戦だけど、流れが変わる一戦になる。シーズンが終わってから、この試合がキーポイントで一気に優勝に向かって加速したね、などと振り返られる試合になる気がしてならない。
スタジアムで勝利を見届けましょう!
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