【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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ここが踏ん張りどころ、内容に結果が伴わないときにやるべきこと〜第15節・セレッソ大阪戦(金鳥)

2013/07/10 19:05キックオフ キンチョウスタジアム

【入場者数】13,272人【天候】晴 30.1℃ 65%

【主審】岡部 拓人【副審】唐紙 学志/小椋 剛

セレッソ大阪 2-1横浜F・マリノス

10 SH 15

6 CK 9

10 FK 24

【得点】 12' 柿谷 曜一朗 90' シンプリシオ 90'+2 マルキーニョス

30℃を超える暑い大阪で、善戦虚しく勝ち点を持ち帰ることはできなかった。

マリノスの勝機は、先制点を奪った上でゲームをスローにスローにすれば十分にあったはずだが、柿谷と南野のコンビに隙をつかれ、逆の展開になってしまった。早い時間の失点で、もちろん下を向くなんてことはなかったが、痛すぎる失点だった。

ブロックを作るセレッソだが、両サイドにはスペースがあったし、ペナルティエリアの手前までは比較的容易にボールをつなぐことができていた。すると、ここから打開するには「個」の力ということになり、今日の学は、俺がやってやる意識がとても高かった。切り込んでファーを狙ったシュートはバーに嫌われ、クロスと見せかけてノールックでニアを狙ったシュートはキムジンヒョンが辛くも触って、ポストに弾かれる。

この辺りの決定機が決められるか、決められないかはもちろん勝敗を分ける大きなポイントになるのだが、もう一つは選手交代の効果が勝敗を分けたように思う。

セレッソの交代カードは、GKの負傷というアクシデントで一枚失われていた。クルピ監督が選んだのは、先制点アシストを含めて度々マリノス守備陣を苦しめた南野とエジノに代えて、枝村と楠神の投入。とくに楠神はスピードがあるので、フレッシュな状態でハーフウェーラインから持ち上がられると展開が早くなり厄介だった。2点目が生まれた原因の一部に交代選手のランニングというのもあると思う。もうマリノスの守備は足りてなかったし、混乱してたから。

一方のマリノスが動いたのは、88分に小林→奈良輪、富澤→藤田。小林は試合後にバテバテだったことを認めている。セレッソのGKキムの負傷があったからアディショナルタイムは5分と長めだったのだが、樋口監督はそれも見越してスタメンでのバランスを引っ張った。三人目のファビオの交代はパワープレーを見越したのだろうがリードしてるチームが時間稼ぎでやるような時間だった。この時間でどう結果を出せというのだろうか。

選手たちの足も止まっていなかったから、交代を急ぐ必要はなかったというけれど、65〜80分の膠着した時間帯に何も手を打たなかったのは勿体無い。また、いくら今のスタメンのバランスや能力がやりたいサッカーにもっとも適している、あるいは最も結果の出るサッカーができるからといって、この連戦、この選手層だからこそ、交代選手3名も含めた14名での試合プランを柔軟に用意すべきではないだろうか。事実、この試合は実質11人対13人の試合と感じさせられた。

スポニチの朝刊には俊輔欠場か、と出ていたほどだが結果的にはフル出場。でもコンディション不良だったからボランチの列まで下がってプレーしていたのか。なら、休ませても…いや、それは結果論だな。一本でもFKやCKが決まってたら「さすが俊輔!」と絶賛されていただけだろうから。いずれにしてもスタメンとそれ以外の選手の差は広がる一方と考えて差し支えないだろう。

とても痛い敗戦だったが、収穫も幾つか。まずは学の積極性。相手にもますます脅威になるだろう。これを継続してほしい。

マルキのコンディションも上がってきた。この二人で最後に意地の一点をあげたことを前向きに捉えよう。

次いで中町、富澤、ドゥトラあたりは夏男?なのか、よく動いている。

土曜日はあっという間に首位大宮との一戦を日産に迎え撃つ。首位攻防戦のはずが、勝ち点差は8差まで開いてしまった。順位も4位に後退したが、これだけ苦戦続きでまだこの位置につけている。再び上昇のきっかけをつかめばいいだけだ。

とにかく選手には回復に務めてもらい、少しでもいいコンディションで試合に臨んでもらうしかない。僕たちは3万人以上でいい雰囲気をスタジアムに作ろう。

ここが踏ん張りどころだ。疲労回復目的で選手の入れ替えも、長期的にはありとは思うが次は大宮戦、ベストメンバーだろう。なら、せめて14人のプランを見せてほしい。同点、ビハインドで攻めの交代を行って結果が出せたらチームは一皮むけると思う。

ここが、踏ん張りどころだー。

http://soccer.blogmura.com/f-marinos

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