新潟医療福祉大学は新潟県サッカーリーグ1部で5位のチーム。わかりやすく言うと、J1があって、その下部にJ2がある。で、来年からJ3ができるが今のところ、アマチュア最高峰のJFL。そして各地域リーグということになり、東京や神奈川なら関東リーグ。新潟の場合は北信越リーグ。新潟のアマチュアトップのJAPANサッカーカレッジ、新潟経営大学などがここにいる。
で、その下。5部リーグということだな。その中堅くらい。したがって、新潟医療福祉大学には何も落ち度はない。こんな暑い時期に練習試合を組んでくれてありがとうございました。
16−0は、そりゃそうだ!という話である。流経大や駒大とはだいぶ違う。
なので「いやあ、いかに相手が格下だろうがなんだろうが、16点も取るってすばらしいよねっ。こりゃ、ナビスコは何百点とっちゃうのかな!」とか言う人はこの世にはいないのだ。
大事なのは、30分×4という変則の練習試合で、「自分たちが何をしようとしたか」ということで、股関節に違和感を訴えたファビオ、フィジカルトレ中心のマルキーニョス、合宿不参加の飯倉、リハビリ中の鈴木、日本代表の栗原を除いた21選手が出場した。
1本目
藤田
奈良 俊輔 兵藤
小椋 熊谷
童虎 中澤 田代 天野
六反
2本目
藤田
比嘉 俊輔 兵藤
小椋 熊谷
童虎 中澤 富澤 天野
榎本
3本目
端戸
齋藤 佐藤 ジョン
富澤 中町
奈良 喜田 田代 小林
六反
4本目
端戸
齋藤 佐藤 ジョン
喜田 中町
比嘉 熊谷 田代 小林
榎本
フォーメーションはヨコハマエクスプレスから引用させてもらった。ずーっと4−2−3−1にこだわったんだな。マルキが出場しなかったことで、分かった事は1トップの序列はマルキ>藤田>端戸ということか。
また栗原がいないことと(帰って来たあとも長期遠征明けの疲れ、調子を落とさないかも心配)、ファビオが出場できないことによりCBの組み合わせをいろいろ試した。(ほとんど攻め込まれなかったので比較できなかったかもしれないが)
中澤と田代、中澤と富澤、喜田と田代、熊谷と田代。
経験値的に言うなら、中澤と富澤だが、そのときボランチはどうする? 最有力は中町+小椋ではなく、どうやら+熊谷。積極性が見えるようで伸張著しい。持ってる潜在能力はいいものがあるんだろうな。
予想通り、やはり、最も代えが効かないのが中村俊輔のポジションだ。佐藤もがんばってるけど、彼のキープ力や、展開のバリエーションでは上位チームを揺るがすことはできない。
ま、いきなり俊輔レベルに到達しているなら、とっくに代表に選ばれて、10番の後継者などと叫ばれているに違いない。だがいずれにせよ、俊輔が出られないときどうするのかは、まだ見えていない。4−4−2にするのかなぁ。
一方で、比嘉さんをサイドバックでなく、サイドハーフとして使うのはありかもしれない。守備のぽかが大幅に低減されるポジションなのではないか。
今のベストメンバーによるチーム力の高さは誇れる。だから、いつも同じ結論になるが、メンバーが多少変わってもベストメンバーとどこまで遜色なくできるか?が課題であって、それは韓国遠征に派遣された選手たちの伸びにかかっている。
中村俊輔が、何人かの若手が明確に意識が変わったと言ったそうだけど、それを持続できるかがすごく大事。持続してほしい。今は練習試合などでもレギュラー、サブ区別なく混合でチームを組んでるみたいだが、仮に中断明けにすぐ試合に出たり、ベンチにすら入れなかったりしたとしても、虎視眈々と、よい準備をし続けてほしい。
キャンプもあっという間に最終日。まもなく松本山雅との練習試合が始まる。俊輔と中澤佑二は、あすの復興支援マッチ出場のために、今日は出場しないそう、まさに絶好のチャンスだぞ。がんばれ!
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