【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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2013年、齋藤学がニューヒーロー賞を受賞する!ためには?

ナビスコ杯のニューヒーロー賞は、予選リーグから準決勝を通じて、最も活躍が顕著だった23才以下の選手1名を表彰するもの。

毎試合、報道関係者が予選リーグ~準決勝で投票し、その結果をもとに、Jリーグのチェアマン、専務理事、常務理事、技術委員長、事務局長からなる選考委員会にて選出する。

この若手の個人タイトルについて、横浜F・マリノス齋藤学には大いに受賞のチャンスがある。

発表されている最新の得票上位、つまり有力候補者は以下の通り。ただし得票順位は明らかになってない。

・富山 貴光/FW/大宮

・東 慶悟/MF/FC東京

・三田 啓貴/MF/FC東京

・大島 僚太/MF/川崎

・齋藤 学/FW/横浜FM

・河本 明人/FW/甲府

・櫛引 政敏/GK/清水

・山本 康裕/磐田

・田中 輝希/MF/名古屋

・柿谷 曜一朗/MF/C大阪

・南野 拓実/FW/C大阪

11人もいるのかよっ、などとツッコむなかれ。この半分以上の所属クラブは予選敗退しており、準々決勝にも進めないクラブからの選出は史上一度もない。

準々決勝進出という条件で絞り込むと、齋藤、大島、柿谷、南野と一気に4人に絞られる。

んー…。柿谷がいる。ジーニアス。確かにあいつはすげえ。彼が一番のライバルになることだろう。その柿谷を抑えて、学が受賞するには、まずは個人の活躍に加えてチームの上位進出が不可欠だ。最低でも決勝進出。できればセレッソには早めに大会を去ってもらいたいところだが…。トーナメントの山をみると、F・マリノスと当たるなら決勝になる。仮にここでボコボコにしたとしても、手遅れになる可能性がある。

2000年以降のニューヒーロー賞が決勝進出クラブ以外から選ばれたのは06年の谷口(川崎F)に限られる。だが、準優勝クラブからの選出は何例もあるのだ。そうなるとMVPが我が軍から選ばれて、同賞は柿谷というパターンも十分あり得る。なので、身勝手な話だが柿谷がリーグ戦のように活躍し続ける気なら、リーグ戦だけに集中してもらいたいものだ。

ではこの賞にこだわる理由を理解してもらうために過去の受賞者を発掘してみた。谷口の名前だけで懐かしいなどと言ってはいけない、そうそうたる顔ぶれだ。あのころ、君は確かにニューヒーローだった!!

2012年 清水1-2鹿島

【MVP】柴崎 岳(鹿島)

【NH賞】石毛 秀樹(清水)

2011年 浦和0-1鹿島

【MVP】大迫 勇也(鹿島)

【NH賞】原口 元気(浦和)

2010年 磐田 5-3広島

【MVP】前田 遼一(磐田)

【NH賞】高萩 洋次郎(広島)

2009年 FC東京 2-0川崎

【MVP】米本 拓司(F東京)

【NH賞】米本 拓司(F東京)

2008年 大分2-0清水

【MVP】高松 大樹(大分)

【NH賞】金崎 夢生(大分)

2007年 川崎F0-1 G大阪

【MVP】安田 理大(G大阪)

【NH賞】安田 理大(G大阪)

2006年 鹿島0-2千葉

【MVP】水野 晃樹(千葉)

【NH賞】谷口 博之(川崎F)

2005年 千葉 0-0(5 PK 4)G大阪

【MVP】立石 智紀(千葉)

【NH賞】阿部 勇樹(千葉)

2004年 FC東京0-0(4 PK 2)浦和

【MVP】土肥 洋一(F東京)

【NH賞】長谷部 誠(浦和)

2003年 鹿島0-4浦和

【MVP】田中 達也(浦和)

【NH賞】田中 達也(浦和)

2002年 鹿島1-0浦和

【MVP】小笠原 満男(鹿島)

【NH賞】坪井 慶介(浦和)

2001年 磐田 0-0(1 PK 3)横浜FM

【MVP】榎本 達也(横浜FM

【NH賞】曽ケ端 準(鹿島)

2000年 川崎F0-2鹿島

【MVP】中田 浩二(鹿島)

【NH賞】鈴木 隆行(鹿島)

1999年 柏2-2 (5 PK 4)鹿島

【MVP】渡辺 毅(柏)

【NH賞】佐藤 由紀彦(F東京)

1998年 磐田 4-0市原

【MVP】川口 信男(磐田)

【NH賞】高原 直泰(磐田)

1997年 磐田 1-2鹿島、鹿島5-1磐田

【MVP】ジョルジーニョ(鹿島)

【NH賞】三浦 淳宏(横浜F)

1996年 V川崎3-3(4 PK 5) 清水【MVP】サントス(清水)

【NH賞】名波 浩(磐田)、斉藤 俊秀(清水)

この系譜に学が連なることは、今後、彼が代表や世界に羽ばたく上で重要なきっかけになるのではないか。なので、取らせたいのだ。ま、それは柿谷さんサイドとしても同じでしょうが。

と、ここまで書いてハタと気づいた。なぜ記者投票の結果で選ぶのではなく、選考委員会が最後に絡むのか。いろんな理由があるが、一つには予選から戦っているクラブと、準々決勝から参戦のクラブでは試合数があまりにも違うから、一概には比べられないからか。(得票数はそりゃ、予選から戦っているほうが伸びる)

ノー!!! 忘れていた。あいつらのこと。こちらが予選を必死に戦っているのを尻目に、アジアと戦ってたくせにぬけぬけと準々決勝から参戦してくるやつらのことを。

確かに10年の高萩と07年の安田はACLからのNH賞受賞だ。侮れない。

仙台、浦和、柏、広島。この中にもライバルはいるだろうな。恐る恐る、選手名鑑をみてみると…。

仙台の蜂須賀、浦和の阪野、そして柏の工藤。意外に候補者の頭数は少ない。

工藤。忘れるものかその名前。日立で目の覚めるようなミドルシュートを決められたあの工藤。

率直に言えば、柿谷と工藤のインパクトはいまのところの学より上でしょうな。あとは投票上位に名前がないけど鹿島の大迫が覚醒したら…。

ただNH賞はチームの成績も重要。鹿島は来週末叩けるし、レイソルも準決勝であたってもそこで叩けば良い。

問題は柿谷…じゃなくて、いかに学が活躍するか?でしょ。まずは鹿島戦、大いに期待してますよ!!

http://soccer.blogmura.com/f-marinos

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