非常にショッキングな事態だ。
F・マリノスからただひとり日本代表に選出され、W杯最終予選の最後のイラクとの一戦で、先発が有力視されていた栗原勇蔵が、左足太もも裏に違和感を訴え、別メニュー調整となった。
最終的には当日の朝、日本時間でいえば昼下がりには出場可否の結論が出ているはずだが、普通には無理をさせる理由はなく、欠場となるだろう。
今週は今野とコンビを組んで元気いっぱいのプレーを見せていたというから、残念だ。本人のコメントでも、この一戦でのアピールの重要性を誰よりも認識していたから多少の無理は、と思っていたようだ。肉離れではないようだが、ここで無理してはいかん。
現状、栗原の立場はセンターバックの三番手だ。これは立派な立場だが、来年のブラジルでピッチに立つことを考えると微妙だ。またザッケローニは、固定化、序列化の監督だから、こうしたアピールの機会がなおさら重要だった。
当面のライバルで、若さと図体が魅力だがポカの多い吉田麻也が負傷しているのも、追い風だった。
繰り返す、無理はいかん。回復に努めれば、コンフェデ杯に行ける。当地でのサバイバルでもう一度チャンスをつかめばいい！
がんばれ、栗原！ Jリーグの底力を見せてくれ。ポカが多い吉田を上回るには、ポカを減らしてくれよー。
