【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

スポナビブログの閉鎖に伴い、引っ越し。無くなっちゃうのは忍びなかったのでアーカイブです。基本、更新はしない予定

このJ1の中断期間がもたらすものは何か?

試合がない寂しさに耐えきれず、マリノスタウンに行ってきた。

生でF・マリノスの選手を見るのは仙台戦以来でたった三週間ぶりだが、もうだいぶ長く感じる。

梅雨を感じさせない晴天で、11時には25度を恐らく超えていたのではないか。

left|vaphoon-408380.jpg

//clear

left|vaphoon-408381.jpg

//clear

F・マリノスは月曜から十日町での一週間のキャンプに突入するわけだが、この日の練習は2時間みっちり、中身が濃かった(ように素人には見えた)。今日からマルキーニョスが合流し、ただひとり日本代表に選出されている栗原勇蔵を除き全員が参加した。

さて、その日本代表のスケジュールがあるから、J1は一ヶ月半もリーグ戦を中断しているわけだが、本当にこの中断は必要なのか? 実に日本代表に選出されている23名のうち、Jリーガーは6クラブから8名のみ。J1で言えば5クラブ6名。

この数字には、当初のみ招集されていた東、工藤、駒野の3名を含まず、彼らはいずれもJ1のプレーヤーだ。もちろんリーグ戦の日程を決めた段階ではこの人数が何人になるかは分からなかったというのは承知している。ただJ2は試合数が多いから止むを得ないとは言え、ガンバだけがひたすら不利になるようにリーグ戦が続く。(まあちょうどいいくらいのハンデかもしれない)一方のJ1は18チーム中13チームまでもが招集ゼロで、今すぐベストメンバーで試合ができてしまうのに、試合をしないというわけだ。

F・マリノスは守備の要が招集され、影響を受けた数少ないクラブであり、その意味でまず中断は助かっている。そして、ベテラン選手が多くかつベストメンバーがはっきり固定されている中でこのようなコンディションを整えて、蓄積披露を大幅に低減できるのは重要だ。

さらに、今日の本題である、みっちりとした戦術練習や、一週間のキャンプを張ることができること。これは我が軍の喫緊の課題である若手戦力の底上げという意味で、触媒としての効果が期待できる。

left|vaphoon-408382.png

//clear 

%color(orange){※写真は若手の台頭を蹴散らし続ける、ドゥトラ。自称39歳(笑)}

このようなキャンプ、短期集中の鍛錬をシーズン中に行えるというのはやはり大きい。確かにF・マリノスの出だしは順調で、リーグ戦3位という順位を考えると、この期間を「建て直し」に使うというのとはニュアンスがやや違う。前評判に比して低迷してしまったチーム、変わらなければどうにもならない状況に追い込まれているチームにこそこの時間の恩恵が大きいのかもしれない。

だが、やはり本気でリーグタイトルを取りにいくには、今のベースにプラスアルファが必要だ。それにはいろんな要素、たとえば新戦力などだが、分かりやすいのは個々の選手のレベルがグンと伸びることだ。

年齢で言えば20〜24歳の選手というのは、爆発的に伸びる可能性がある。

その年代に入るのは、ファビオ、比嘉、田代、ジョン、熊谷、佐藤、齋藤、端戸だ。どうだろう、この選手達が一気に伸びて、8月ころにはスタメンを脅かし、あるいはスタメンに定着するほどの活躍を見せているとしたら。

あかん、優勝してまう。三冠とってまうー!

要するにおじさん軍団と言われ続けているようではダメなのだ。逆に言えば、彼らのような才能豊かな、ブレイク一歩手前(であってほしい・・)の若手がたくさんいるF・マリノスこそ、中断期間を最大限に生かせる可能性がある。

そしてとくに熊谷アンドリュー選手と佐藤優平選手の、がつがつした感じが今日はとても頼もしかった。練習一回見ただけのくせに生意気だがMVPを差し上げたい!

約300人の見学客が大いに満足したこの練習で感じたことは、次の記事にて。

F・マリノスの未来は明るいぞ。

http://soccer.blogmura.com/f-marinos

↑ランキングに参加しています。もっと面白い記事がいっぱい読めるかも。クリックをお願い致します。