【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

スポナビブログの閉鎖に伴い、引っ越し。無くなっちゃうのは忍びなかったのでアーカイブです。基本、更新はしない予定

齋藤学のナイスゴール、開幕連勝スタート(2nd2節・福岡戦)

だから言ったろう?ヤツを一人にするなって。囲むんだ。そして、思い切って、縦か横か、片方を切れ。それでダメなら仕方ない。

仕方ない?ファウル覚悟で止めるのさ。カシマの試合を見てないのかい? 4人だぞ、4人。左サイドを駆ける齋藤学を止めるのに必要な人数は4人だ。それでも防げないなら、後は枠から外れるのをそっと祈るしかないさ。

そんな諦めにも似た会話がどこかでかわされていたかどうかはともかく、齋藤学を止めるにしては生半可な対応でした。

入れ替わるように学の突破を許した福岡のDFキムヒョムンが倒れても、佐藤主審は流すジェスチャーすらありません。当然ながらオンプレー。

ボールを持ったまま、エリアに近づいても、最終ラインはずるずると後退。カイケが軽く動いて、シュートコースを作ったところに入り込み、振り抜いた右足のシュートはファーのサイドネットを揺らします。

湘南戦では、ポストを叩いてカイケが押し込みましたが、この日はきっちりとチームトップの5ゴール目。

試合開始直後に金井貢史の凡クリアミスから、決定機を招くも金森は決め切れませんでした。なんとなく受けてしまった試合の入りで、福岡の攻勢は20分過ぎまで続きます。とくに冒頭のプレーをものにされていたら、苦しい試合になったのは間違いないところです。

連敗が続いていた時はこうした決定機を逃し続けるものですが、この2試合は劣勢の中で生まれた決定機をものにすることで、試合展開ががらりと変わりました。

2点目、富樫敬真のゴールは、攻めざるを得ない福岡の出鼻をくじくように後半3分に生まれました。ショートカウンターがうまく機能し、マルティノスから中町へ渡り、スルーパス。ほぼシュートコースがない中で、左足の先で軽く当てたケイマンのシュートはゆっくりとゴールへ。この男の持つ、非凡なゴールセンスが生んだゴールと言えましょう。

これでほぼ試合は完了。ケイマンに代わって俊輔が出た残り30分は強度が弱く、ゲームとして大きな見所はありません。強いて言うなら決定機を沈めた伊藤翔と、逃した兵藤慎剛。この差は小さくありません。

学と俊輔のパス交換から生まれたエリアライン付近でのチャンスパスを受けた伊藤は、そのままノートラップでシュート。得失点差の関係で首位に並ぶ、3点目をあげました。

2試合連続の3-0という響きほどの強さは感じないものの、下位の2チームにこれくらいはやってもらわないとというのも本音です。

ただ1stステージでは、この2チームから勝ち点1だったところを勝ち点6取れたことは進歩。今週は神戸、広島と連戦が続きますから、戦いとしてはここからが本番ですね。

当面は2トップ継続でしょうから、いよいよ俊輔が頭から入ってどうなるか。この日は、富樫のポジションにそのまま入った形になりましたが試合展開からして参考外です。

楽しみと、上位に通じるかの不安を混ぜたまま、前に進みます。

<br>

皆様の1クリックが更新の大きな励みになっています。ぜひよろしくお願いいたします。

[{{image:520275,small}}](http://soccer.blogmura.com/f-marinos)