【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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九州を思う、齋藤学が無双した! 〜1st 7節・磐田戦 総括

熊本県を中心とした九州地方の皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。

余震も続く中ですが、こんなちっぽけなブログがサッカー好きの方に少しでも喜んでもらえたらと気持ちを込めて書きます。

その点で、齋藤学がこの日4点目の得点をあげた直後に被災地の平穏を願い、さらに試合後のヒーローインタビューでも、「僕たちサッカーを通じて勇気や希望を届けたい。生活物資、水をみんなで届け、みんなが一つになれる国が日本」などと話したのは彼の素直な性格を表していました。九州にゆかりがあってもなくても、選手たちはそれぞれの思いを持ってプレーしたのではないでしょうか。

その中で齋藤学は、はっきりと「無双した」と断言できる内容でした。前半30分過ぎに守備陣の交代を名波監督に決断させるなど、パニックに陥れたのは、早い時間帯での失点とともに学の存在そのものでした。

どれもいいゴールでしたが、最も私がシビれたのは4点目。最終ラインのやや上でボールを狩った俊輔。おいおい、名波さん俊輔を潰せてないやんけ…からの、磐田の守備陣は背走。

左インステップで繰り出されるは、伝家の宝刀のスルーバス。確かな手応えで齋藤学を見送る俊輔。そして託された学が見せたトップスピードでのチップは、ループとなってマリノスが揺らし慣れた磐田のゴールへ。

5-1で、磐田に圧勝。実に効率よく、セットプレーを確実にものにしたうえで、スピードに劣る最終ラインの裏を取る動きも発動し、勝つべくして勝ったと言えましょう。

飯倉大樹の失点は、アダイウトンから目を離した小林祐三とともに反省ポイントですが、それ以上に大きかった2-1の場面でのアダイウトンのシュートを弾き出した場面。あれで追いつかれていたら、流れはあわや逆転負けもあったかもしれません。

ところで、我々はもちろんたぶん本人も気づいています。ピンク色は、俊輔のラッキーカラーということをこの晩の俊輔のキックもえぐかったですね。

磐田の守護神、カミンスキー。去年、あるいは先の浦和を破った試合で見た神ンスキーとは別人でした。先制のシーン、長い手足のファビオに押し込まれた時点で冷静さを失ってしまったのか。喜田拓也のJ初ゴールとなった5点目も、高い集中力を持った状態でなら、あるいは止めていたかも。

ジェイが欠場で、カミンスキーが脆さを見せたら、今の磐田はアダイウトン頼みの部分大。そこを塞げば大きな破綻にはなりますまい。

磐田の守備陣の曖昧な役割分担と、揃わない最終ラインに助けられた点は手放しで喜ぶべきではないものの、5得点は3年前の清水戦(5-0)以来。

しかも学を早めに下げたうえ、マルティノスがカイケにも初得点をプレゼントしたのだから、マリノスとしてはありがたや。

俊輔がスカパー中継の最後に出演してくれ、そこでの水沼パパとのやりとりが大変興味深かったのでそれは改めて書きます。きっと書きます。

こういう試合をホームの大観衆の前で見せて欲しいものです。最近アウェイでばかり、いい試合。

次はそのホームでの広島戦。週半ばのナビスコ鳥栖戦もホームです。

上位チームがすべて勝利した中なので、順位はトップに勝ち点3差の4位につけたまま。下位との差が開く中で、価値ある勝ち点3です。次節は川崎対浦和、横浜対広島という上位対決ですから、最重要ですね。

マルティノス、カイケも調子を上げてきた中で、最近勝てない広島とどう戦うか。浦和戦での経験を生かせるかにかかっていそうです。

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