【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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決定機はありながらも、あれだけ外せば。(柏戦 総括)

飯倉の手からこぼれたのは決勝点のボールだったのか、それとも勝ち点3だったのか。勝つのに相応しいのはマリノスのように見えましたが、それでも柏戦特有の呪縛なのか、いやこれが実力のような気もしますが、どうにも決まらない。

決められない、決まらない。特に齋藤学の勝負弱さが、際立つ結果となってしまいました。リーグ全体では14点が得点王争いのトップであり、上位に食い込むにはどんなに少なく見積もっても、半分の7〜8点のゴールゲッターは必須でしょう。それがアデミウソンがさらに半分の4点、伊藤翔藤本淳吾が3得点でしょう。情けないし、頼りないけど、それが現状と考えると、このような試合は起こりうるってことですよね。

ちなみにチームのトップスコアラーが4というのは甲府、松本と並んで16位タイの数字。つまりビリってことです。実に頼りになるアデも、なぜかフィニッシュは落ち着きがなく、正確なボールコントロールが出来ていないのですよね。

前半27分に失点、それ以降はマリノスがハーフコートに押し込む場面が多かったです。プレーのスピードが速かったとは思えませんし、横パスの回数も多いは多いのですが、縦へのチャレンジは増えてきました。とくに俊輔経由の安心感はチーム全体にある気がします。

ところが結局はスペースがありません。スペースがないから横パス、というのは極度のブラストレーションを伴いますが、昨夜のチャレンジは無謀な部分もありました。柏が作ったブロックの中に侵入するための仕掛けが高難易度のダイレクトプレーであることが多かったためです。仮に一度のワンツーがうまく繋がっても、それはようやく内部に入っただけで、集中を切らさない柏DFが外へ、外へボールを蹴りだしてくる。

それを突破するには高難易度のプレーをあと2回は連続で成功させないといけないが、成功率が20%のパスが2回連続で繋がる確率は4%ですから、もう普通は成功しない。

シュートの集計は10対6ということですが、体感値としてはもう少し差があったと。ただ枠内シュートは多いとは言えなかったですね。

相手がまともに構えるといいが、引いてかかると崩せないという問題の根本は変わっていないように思います。裏を取るのが得意な選手たちにしてみれば、スペースがないのはいかにもキツイです。三門雄大のトップ下もやはり奇策だったかという印象があり、そろそろ次の一手を考える時期かもしれません。

次の一手とは。

ラフィーニャが使えるならばアデミウソントップ下でしょうか。ラフィが無理ならアデをトップに上げて、俊輔ももう一列前に。

それをやらない理由として、俊輔の怪我再発が怖いとエリク監督は説明していますが、結局この日も80分プレーしました。60分、70分ならまだわかりますが80分引っ張った。ビハインドだったからセットプレーに最後まで期待したいというのもあったのでしょうが、なんとなく上記の怪我を恐れた用兵というのは説得力に欠ける気がします。

俊輔が出場するようになって、崩しのバラエティは増えたと思うのです。あとは決め切る力。歯車が噛み合えば、誰か好調な選手が前線にいれば…と思います。

アンドリューはいつも通り、横パスを多く選択して、無難に無難にプレーしようとしました。それが悔しいですね。救世主は今のところ、彼ではなかった。

退場した小林祐三が出場停止となるため、次節は比嘉祐介の出番となるのでしょうか。

イマイチ結果の出ないサイクルを変えてくれるのは一体誰なのでしょうか?

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