選手のオフが明けるのとほぼ同時に、ようやく出張が終わったのでボチボチブログも再開します。
午前中は体がさすがにしんどかったのですが、午後3時半からの雨中の練習を見学にマリノスタウンへGO!
ボール回しのメニューも多かったのですが、注目はなんといっても「変則紅白戦」でしょう。
ビブスをつけたレギュラー組と、ビブスなしのサブ組に分かれて、フルコートでの練習を行うわけですが、異色だったのは片側(ビブス無し組が攻撃するほう)にはゴールマウスが3つ。ビブス組の攻撃方向は、通常通りマウス1つで、それを飯倉大樹が守るという形式。
想像する意図は次のようなものか。
ビブス無組は、ゴール前を人数かけて守った上で、カウンター狙い。しかも、複数あるゴールのどれでもいいから、とにかく素早くフィニッシュまで持ち込みなさい、というもの。
一方でビブス有組はカウンターのリスクを常にケアしながら、ゴール前を固める相手を崩すため連動性を高めて、トライしなさいという感じ。エリク監督はサイドを使ってワイドにということ、またチャレンジすることを求めていたようです。身振り手振りを見ただけだけど・・。
GKは榎本哲也が不在で、飯倉大樹、鈴木椋大、田口潤人と、見慣れない練習生が4人で、4つのゴールマウスをローテーション。
注目のビブス組のフィールドプレーヤーは…
FW____アデ____
MF_齋藤_伊藤_藤本
___三門__兵藤
DF下平_ファ_中澤_小林
サブ組のメンバーは、FWに矢島。MFは、端戸と天野純が前目でプレーして、俊輔と熊谷がボランチの位置に。
比嘉、天野貴史がウィングバックとなり、3バックには右から、栗原・富澤・北谷。
奈良輪と佐藤はサブ組に入らず、姿が見えないのは前述の哲也に加えて、五輪代表帰りの喜田、J3リーグ戦に招集の中島、別メニュー調整が続く仲川、中町、ラフィーニャといったところ。
休み明けのため、といってもいいでしょう。全体的に動きは重く、まだ試運転のように見受けられました。レギュラー組は三門が球際強くボールを奪う場面が目立ちましたが、その後が課題というのは、今までとなんら変わらず。引いてスペースを消されると手詰まりになります。アデミウソンも、さすがの突破を見せたかと思えば、簡単なロストも見せてくれ、まあいい意味で現状維持といったところでしょう。
サブ組では富澤清太郎、天野純が光っていました。二人とも調子が良さそうです。アマジュンはボールタッチが見ていて楽しいですね。今は不調の学よりもドリブルで打開できる可能性を感じます。
10分ほどで、サイドを入れ替えて、今度はサブ組が主役になり、3本目からは、選手の入れ替え。
中村俊輔と天野純がレギュラー組に入りました! 伊藤翔が抜けて、三門がトップ下に上がり、俊輔は3列目。藤本淳吾がサブ組にまわって、空いた右サイドのポジションに天野純。奈良輪と佐藤も、サブ組に加わっていました。
ただこの布陣になっても、ゴールはまったく生まれず、4本目、つまり後半のサブ組が通常の攻撃、レギュラー組が3つのゴールを狙える展開になって、ようやく齋藤学が2得点。待ちくたびれたスタンドもようやく安堵です。
引いた相手をどう崩すか、これはセカンドステージでも大きな焦点になりそう。特に先制を許してしまったらどうするのか、当然緒戦の山形戦でもテーマになります。守りをグリグリ固めてくる相手は下位のことが多いはずで、そこを崩せずに取りこぼしているようでは優勝争いは覚束ないでしょう。
それと、この日の前半と後半、どちらが機能したと、監督は見るのでしょうか。傍目には俊輔が入ってからの方が、ボールがよく入っていたように感じました。
俊輔は全体メニュー終了後、一人で軽くランニングでクールダウンを行い、練習を終えました。何か痛みや違和感がある素振りは一切なく、昨日のカシマスタジアムでの柳沢らの引退試合でも元気な姿を見せています。
どうやら、2ndステージは開幕から俊輔もフル回転で行けそうです。ただ三門の後ろからゲームをつくるという位置どりはやや窮屈そうにも見えました。三門が前でボールを奪うとすると、俊輔が「そこにいる意味」は確かに少なくなってしまう。
また喜田拓也や中町公祐が帰ってくると、ボランチはさらなる激戦区になります。まだ戦い方が完成途上、だからこそ7月中の5試合が重要と言えるでしょう。
ここから、です。
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