【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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10周年記念グッズ、選手から手渡し会での神対応

先週の土曜日に、FC東京との練習試合が行われたマリノスタウン

オフィシャルショップのトリコロールワン前では、盛んにこの日発売した限定の「トリコロールワン10周年記念グッズ詰め合わせバッグ」の販売をアピールする店員さんの姿が。

タオマフや、クッションや非売品のカーマグネットなどなど、いろんなものが入っていて面白そうだ。限定400個というセールストークがなければ、「今度の試合の時にでも」となっていただろう。5,000円が高いか安いかはともかくとして、買ってみた。

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ところがバッグの受け渡しは、練習試合終了後の午後1時から。しかも、練習後の選手にも数名、会えるのだそうだ。ご存知の通り、「ファンサービス」実施デーが週に一度のペースであるが、それを除くと選手に直接声をかけたり、写真撮影やサインをお願いする機会はそうない。しかも、ファンサービスが実施されるのは平日のみだ。

予期せぬ特典に色めき立つ、おじさん一人。午後の予定を遅らせて、マリノスタウンの滞在を延長する。

ただし受け渡し会に参加できるのは購入した人のみと、注意書きにある。息子だけを連れて午後1時、その購入者のみの集合する列に並ぶ。選手との対面は13時半から、誰が来るかは分からない。

程なく、並んでいる列を前から3グループに分け、13時半から30分刻みで入れ替えるのだという段取りを初めて聞かされる。

先着順のわずかな差で、第2グループに入れられた私たちの受け渡し会は、14時から。お、おう、また遅れた。折からの陽射しが強い中で、長い時間、列に並んだ挙句…とは思ったが、ここまで待ったのに、選手に会えないなんてあんまりだ。

ショップでしばし時間を潰したのちに、ようやく2階に通される。2階の窓からは、ピッチを横断して選手たちがこちらに向かってくるのが見えるではないか!

拍手で迎えられた選手たちは、それぞれグッズを手渡す役になり、配置に着く。

毎回選手も入れ替わったのかどうか、それはよく分からないが第2グループに来てくれたのは9名の選手たちだ。

まずグッズを入れるバッグを栗原勇蔵選手から受け取る。最初にクッションをくれるのは、三門雄大選手で、小林祐三選手が「これ非売品なんで」とカーマグネットをバッグに入れてくれる。次いでレーンを進むと、熊谷アンドリュー富澤清太郎比嘉祐介兵藤慎剛矢島卓郎が次々にグッズをくれる。最後は天野純選手がバッグのチャックを閉めて、終わり。

この間、何分だったろうか。緊張して満喫できなかったのは言うまでもない。写真やサインには応じられないが、お話は思う存分にしていいとのこと。ただ、後ろには人が詰まっているのでそこへの配慮は必要。

とは言え、いきなりいいおっさんが、好きな食べ物はなんですかとか、調子はどう?とか聞いたりしないだろう。

実際に私の前にいた、男性は足早に握手だけして帰った行ったようだ。

こういうときに便利なのが子供の存在である。緊張を隠し切れない、シュンスケを抱っこしたまま選手に話しかける。鉄板ネタは、彼の持つマリノス愛を伝えることだ。

今、目の前にいる選手も、小さな子供が、フルネーム、背番号付きで名前を言うと、「良く覚えているね〜」とか笑顔になってくれる。

「三門選手がゴールしたのはどことの試合? 」

「えーと、清水戦!」

この時、帝のような神々しい笑顔の三門選手だった。

比嘉さんはいつものように、ダンボールで作った変なメガネで顔を隠して登場。親子で変な人がいる!と目の前で言ったが、満更でもなさそうな比嘉さんだった。なお、比嘉さんはどこのチームに去年いたか?の私の問いには、「ちば」と誤答。ちょっと気まずかった。

またアンドリューが公式戦で久々に決めたナビスコでのゴールを、息子は非常に気に入っていたのに、これも緊張のせいだろう、アンドリュー選手のこないだのゴールカッコよかったよね!というと「おぼえていない」と、本人の失笑を買う羽目に。

俺らの栗原勇蔵は、次のリーグ戦行けますか?の問いに、はい、もう大丈夫と、力強く宣言。「やった、出るって!」と息子に言うと、あっ出るかどうかは決まってないですよ、と慎重な彼もまたステキである。

というか、出場機会を自分の手で取り戻す時なのに、デリカシーがなくてすみません。

上で、5,000円は高いのか、安いのかと書いた。細かな段取りはともかく、満足度としてはかなり高かった。

スタッフの説明によれば、もとは選手会の発案なのだそうだ。練習試合でお疲れのところの神対応は感動モノだった。

「自由に話しかけていいですよ!」と言われた時の難易度は高く、子供連れでなかったら恥ずかしさでそそくさと退散していただろうが、ぜひ今後もこんな機会があったら参加したいものだ。

せっかくのクッションだけでも、その場でサインをいただけたら、言うことなしだが求め過ぎ、かな。

マリノスタウンでの思い出がまた一つ出来たのだが…寂しいな。あと何回行けるかは分からないが、しっかりと目に焼き付けようと思う。

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