【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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ではマルキーニョスをどう迎えるか。神戸戦の前に整理したかった。

本格的な応援を始めたのが去年というニワカな私にとって、初めての経験となる。ともに戦った選手が敵となって立ちはだかるパターンだ。

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これまでも対戦相手に元マリノスの選手がいたことは何度もある。スタジアムにいる人だったらよく分かるようにそのときの周りのブーイングの大きさは選手によって様々だ。つまり圧倒的多数からコイツは許せねえとブーイングを受ける選手もいれば、温かな拍手を浴びる選手だっている。

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人間社会において、別れ方は非常に大事である。「また縁があったらぜひ会おう」と思われるか、「この恩知らず!子孫まで呪ってやる」と思われるのか。

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その点、マルキーニョスは微妙な存在である。2シーズン、貢献度としては計り知れない。得点という結果だけではない。プロフェッショナルの姿勢としても周りに好影響を与える存在であった。鹿島での全盛期を見るまでもなく、Jリーグの歴史に残る助っ人である。

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だが、去り方が余りにも寂しかった。

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リーグ戦が終わるとともに、離日して神戸への加入が発表される。マリノスはリーグ戦の失意から立ち直り、なんとか天皇杯で少しでも悔しさを晴らそう!としていた頃である。

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なぜ契約が残っているのに、離脱を許すのか。選手の間でも、クラブの対応に疑問の声が上がった。

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見事、残された選手は優勝を勝ち取った。マルキーニョスがいないからダメだなんて言わせない。そんな思いも少しはプラスに働いたかもしれない。

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ただ、マルキは残留を前提として、マリノスと交渉していたのはどうやら間違いない。ただ交渉だからこそ、うまくいくことも決裂することもある。マリノスが彼を頷かせるオファーを出さなかっただけのことだ。どちらが正しかったのかなんて論じることもできない。

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私はまだ迷っている。マルキーニョスをどう迎えるべきか。でも彼らしい記事を見つけて、思わず微笑んでしまった。

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BLOGOLAにはマリノスとの対戦について聞かれたマルキのコメントが。

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「いつもどおりの覚悟と気持ちで臨む。ヴィッセルのためにプレーしたい」と話すに留め、リーグ戦再開後の初勝利へ高い士気を向けた。

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そう、彼はプロフェッショナル。マリノスは倒すべき対戦相手だ。他の16チームとも変わらない。彼らしいではないか。

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我々にとっても大事なのは感情ではなく、結果である。明日、マルキに仕事をさせない、でもペドロや小川など強力なフォワードも封じなくてはならない。つまりマルキも対戦相手の中の警戒すべき一人だ。

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相変わらず随所でいいゴールを決めてやがるが、得意な形を作らせなければいい。クセは知り尽くしているはずだ。

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結論としては、マルキの警戒を怠らないが、過度に意識しない。したがって過度のブーイングも不要だ。ワンオブゼム。

そして、勝ったその後に、ほらお前が抜けたってマリノスは強いだろう!と言ってやれれば、それでいい。

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くそ、やっぱ楽しみじゃないか。

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