【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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450試合出場の大記録へ。話題のゲーゲンプレスをかいくぐれ。

広島遠征の次は、セレッソ戦。来週はニッパツを挟んで、名古屋、万博と遠征が続く。チームにとって、一つの正念場。中断明け、さっそくの過密日程で、むちゃくちゃな運動量でかき回してくるチームがあるらしい。

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香川真司が所属していたドルトムント、クロップ監督が掲げた圧倒的な速さでボールを取り返す超攻撃的守備は、ゲーゲンプレスと呼ばれ、あのレアルマドリーをも戦慄させた。若くていきのいい選手が、攻守に渡ってキビキビと動き、ボールを奪ったと思ったら、すごい速さでゴールを仕留める。そんなサッカーだ。

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ゲーゲンプレスはドイツ語で、フォアチェック、前線からの守備と同義なのだろうが、ドイツ発の先進的な戦術用語として定着した感じがある。それをドイツ生まれのイタリア人監督、マルコ・ペッツァイオリがJに輸入してきたわけだ。

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今のところ、マルコセレッソ天皇杯で延長にもつれる大苦戦、川崎にはゲーゲンプレスの浪費で足が止まり逆転負けを喫している。戦術の完成まではさすがに時間がかかるだろう。マリノスが対戦できるのはタイミングとしては悪くない。

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しかも4-1-4-1のキーマンとなる、2列目の真ん中の二人を山口と、南野が勤めていたわけだが、南野は出場停止。まあ、相手を蹴り上げてはいかんわな。代わりの予想はどうやら、俺たちの(笑)長谷川アーリアジャスール。ほぅ、彼にどのように守備を期待する気かな…。イタリア人監督はなかなかユーモアがお好きなようだ。

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ただし、今節はともかくとして、マルコ氏の新世界王者となったドイツの年代別代表を率いていた手腕は伊達ではあるまい。もしも、彼が独自のメソッドで、日本人にあったゲーゲンプレス改を、酷暑や湿度にも耐えられる形で完成させるとしたら厄介である。革新的なものになかなか対応できないチームが多いだろうし。

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中澤、中町、中村。苗字の通り、センターラインを司るこの3選手。とくに相手が高い位置からプレスに来るなら、中町がどれくらいビルドアップに絡めるかを期待したい。また仮に向こうのハードプレスにより自陣で味方がボールを失ったとしても、すぐに奪い返す動きも中町(と小椋)ならマリノス最強の奪取力ではないか。また俊さんには、広島戦終盤のような正確クロスの速射砲となってほしい。下がり目のポジションがいいのか、相手の運動量が落ちてきた頃が狙い目。もちろん俊さん自身がペナに侵入するシーンが一番ワクワクするのだが。

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そして中澤佑二はこの試合がJ通算450試合出場。楢崎、伊東、山田に次ぐ史上四人目の記録となる。彼自身が語るようにあくまで通過点であるがすでに偉大な記録だ。こちらも広島戦では、攻めあぐねる攻撃陣にしびれを切らしたか、ゴール前に上がるシーンが頻発していた。こんなシーンがまた見たい気もするが、しょっちゅう起こっているって、それどうなの?という気持ちがある。

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さあ三連休。なんだか雲行きはおかしいが、勝ってスカッとしたい。長居3年ぶりの勝利へ、完成途上のプレスに戸惑ってる場合じゃないぜ。

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