タイトルスポンサーがつくというのは意外な展開でした。明治安田生命の英断であり、電通の恐るべき提案力ということになるのでしょうか。
はっきり言って明治安田がJリーグのトップパートナー、7社に入ってるだなんて認識してませんでした。
カルビー、コカコーラ、Canon、コナミ、JCBはスタジアムでも、テレビでもよく見る気がするのですが、アイデムさんと明治安田さんはすみません!これでようやく学びましたよ!
だけれど、J3リーグの前に必ず明治安田生命とはいるわけだから、スポンサーとしての格もあがるというものです。お値段ももちろん張ったでしょうが。ただまったく興業的に未知数のJ3を応援してくれる心意気に、Jサポの一人として素直に感謝したいですね。スポンサーの格があがった明治安田より、冠スポンサーがついたJ3リーグに箔が付いたメリットのほうが遥かに大きいと私は思います。
俄然かっこ良くなったぞ、J3! そして見るほうは面倒ですが、明治安田生命様のために、いちいちJの公式ページから、詳しくは明治安田J3のページをご覧くださいとリンクを飛ばすのもブランディング上は大事ですよね。見るほうは面倒ですが。http://www.j3league.jp
記念すべき開幕カードも発表されました。3月9日と、J1、J2の一週間遅れです。
町田(町田)藤枝
YS横浜(ニッパ球)秋田
相模原(ギオンス)金沢
鳥取(とりスタ)盛岡
長野(未定)福島
J2から降格したお馴染みのチームや、JFLからの「昇格」組、盛岡のような飛び級組など様々ですが、やはり異色は、J-22。
J所属の22歳以下の選手で構成されますが、原博実氏の構想そのものはちょっとワクワクします。
以下、原氏の会見コメントより。
U-22と言っていますが、今年は21歳以下で編成する予定です。簡単に言うとJ1・J2で週末のメンバーに入らなかった中で最も強いと思われるメンバーを選んで、J3が日曜日にあるので金曜日の段階で各クラブと連絡を取ってクラブのメンバー登録に入っていない選手の中から集める。試合が終わったらクラブに合流する。
日本のサッカーを考えた時に、若い選手が出来るだけ早く実践を積んで欲しい。J3リーグで活躍して、当然所属クラブで試合に出るようになって欲しい。そうしたらまたその次に可能性がある選手を使っていきたいと思っています。とにかく、リオを目指すということは勿論ですが、若い選手の選手の成長を今まで3年かかったのを1年くらいで実戦を積ませてより高くもっていきたい。それだけの力が若い選手にはあります。
心意気はよし!…でも、そんなうまく行くのか。合同練習もろくにしないで試合ができるのか。その一つの答えは、五輪代表の強化ということでしょう。J-22というチーム名ながら、今年は五輪を見据えて21歳以下の選手のみでチームを作るそうです。ある程度呼ばれる選手は固定化されてくるでしょうから、しょっちゅう顔を合わせるメンバーなら基礎的な連携はきちんとできるでしょう。
私はそのことより、公平性が心配です。クラブでバリバリレギュラーで出場している場合、このチームに呼ばれることはまずありません。というか呼ばれても行けません。五輪代表チームの中心になる中島翔哉が富山で試合に出ないことはないはずで、するとJ-22の仲間とはサッカーができない。まあ、彼ほどの選手なら普通にやれば代表から漏れることはないと思うけど、J2で中途半端にベンチ入りはするが、ほとんど出番のない選手が一番損をするのかもしれません。やがてJ-22が五輪代表の骨格になるでしょうから、所属のクラブで出場できないかどうか微妙というのが一番たちが悪いわけです。
しかし、クラブの協力と、高畠監督のリーダーシップ、選手たちの意識、どれもがうまくいったら、世界でも類を見ない若手強化策が軌道に乗ることになります。大変な道のりだし、クラブや選手からの反発、不満など出るに決まってます。ですが、軸をぶらさせずに取り組んでほしいです。
マリノスで言えば、喜田拓也(19)、熊谷アンドリュー(20)、鈴木椋大(19)、北谷史孝(18)に参加資格あり。なかなかマリノスの公式戦での出場が見込めないならば、彼らのプレーが見られるのは素直に嬉しいですよね。紅白戦や練習試合より、注目も高いし、主力になるチャンスが開けているわけですから。相模原や町田のアウェイ戦なら応援に行ってしまおう!と思えます!
前途はいろいろあるでしょうが、J3リーグ、いや明治安田生命 J3リーグの成功を心から応援します。
http://soccer.blogmura.com/f-marinos
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