【保存版】中村俊輔がシャーレを掲げる

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中村俊輔に導かれ、F・マリノスはここから覚醒する

NHKサンデースポーツ」での中村俊輔特集が放送された。改めて今年のチームでタイトルを取ってほしいと強く思わされるインタビューだった。

リポートはまず俊輔が自費で改装したというマリノスタウンのマッサージルームの映像から始まる。

ここが俊輔曰く憩いの場であり、毎日必ず丹念なマッサージを受けるという。サッカーやお笑いのDVD

を見るが、この日はとくにお疲れでクラシックを聴く。(意外だ!)

構成の骨子は、だいたい以下の通り。手前味噌だけど「中村俊輔を支持する理由」(http://www.plus-blog.sportsnavi.com/vaphoon/article/7)に書いたことと似ている。

上記のようなケア、徹底した自己管理により今年の俊輔はキレキレである。(昔はなんでベテランが毎日マッサージを受けるのか不思議だったらしい)

ただプレー面今まではどちらかと言うと、自分がいかに輝くかだけを考えてプレーして来たけれど、今はチームが勝つために、優勝するために何が必要かを考えている。

具体的には自分の役割を超えて、本来は監督やコーチの仕事である若手の指導にも、肉体的にはしんどいけど積極的に取り組んでいる。

なぜそれをやるようになったかのきっかけは、マリノスファンの間では有名な宮崎合宿中の出来事が紹介される。夜、マルキとドゥトラが俊輔の部屋を訪ねてきて、「今年、絶対にタイトルを取りたいんだが、君はどう考えているんだ」と真剣に迫られた。このレジェンドブラジル人コンビは俊輔が名実共にチームを引っ張って初めて優勝できる、優勝によってのみ得られる経験を若い選手にも味合わせたいんだとインタビューに答える。

そして俊輔が期待する若手の代表格として齋藤学が紹介される。ドリブル突破が魅力で五輪代表にもなったが、リーグ戦はここまでまだ1得点と期待に十分応えられていない。俊輔は学に「単に突破するだけでなく周りを生かす視野を身につけろ」とアドバイスする。学も俊輔に言われることによってチームの勝利のためにプレーの幅を広げようと決意。

その意識が現れたのが先のナビスコ・磐田戦。ペナルティエリア付近でボールを受けた学は縦を切る駒野の裏をかいて、真横に切れ込む。そのとき後ろからフォローに来た中町の位置を良く分かっていた。ヒールでフリーの中町に出したパスから見事な先制点が生まれる。まさに俊輔のアドバイスを生かした形でチームを勝利に導く。

チームはまだまだ良くなる余地がある。絶対にタイトルを取りたいと語り、VTR終了。

これからも若手にはどんどん言っていくという。背中で引っ張るタイプだった俊輔が、リーダーシップを臆すること無く発揮している。それだけ勝ちたいという思いが本気だということだ。

そしてもう一つ番組を紹介しよう。スカパーで18日土曜日に放送されたマッチデーJリーグだ。この番組に富澤と中町という不動のWボランチが生出演し、チーム好調の秘密を語っていた。若手だけでなくこのような中心メンバーですら中村俊輔には一目置いていることが伝わってきた。

今年の中村選手はどうですか、間近で見ていて?と聞かれる富澤。

富澤「ぼくも一緒に試合出ているんですけど、1ファンのようになってしまうときがある。あ〜、うめえなあとか(笑)」

一方の中町も、普段練習しているフリーキックを自分にも試合中蹴らせてくれと俊輔に言わないのかという質問に対して、「本田選手ばりに?絶対できないです!(中町選手も練習をすごい積んでいるのに?と聞かれ)いやいやその10倍くらいスゴい精度のがズドンと来ますから、ナカムーラから(笑)」

富澤「ナカムーラ!(笑)」

やはりテクニックという点でも富澤や中町クラスの選手をして、絶大なリスペクトを受けていることが分かる内容だった。

(この両ボランチと俊輔のトライアングルは、やはりマリノスの要だね。)

そんなナカムーラの描く美しい放物線をいつまでも見ていたい。けれども、今は無理でも彼をベンチに追いやる程若手の台頭があってもらいたいとも思う。ベンチに座る経験も指導者になってから生きるから、仮にベンチ要員になったとしても1年は現役を続けるとサカマガでも言っていたっけ。

チームにはまだまだ期待の若手が数多くいる。素質十分だが、経験不足という卵も。

彼らが中村俊輔の影響で実力を伸ばすとき、一気に勝ち点も伸びるだろう。

戦おうみんなで、横浜F・マリノス 俺がやってやるって、気持ちが大事さ

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